大昔の異端者と従者の出来事
「また、冒険に行く。」
「もう行くのか?」
「うん。今度は、親父が言っていた"異端者の森"に言ってみる」
「………やめろとは言わないが、気を付けろよ」
親父が村の門の処までには見送りにしに来た。
「土産は、その土地の名物でいいぞ?」
ニヤニヤして笑う親父殿。
俺は「アハハハ。いい土産があったら買ってくる」と言って村を出たが、行くところは異端者の森を見に行くだけど!
なにも無いと思うよ、親父。
途中乗り合い馬車に乗り、一路北へ。
王都は南の暖かい処にある。
北は魔獣や獣が多いので誰もよりたがらない。
だが、異端者の森の良質な木材欲しさに森に入る者がいてその度に来た者が、森の養分となる。
何故そうなるかわからないが、異端者はもう"いない"と聞いた。
………本当にいないのか?
話だけ聞いていると、息を潜めて俺らを監視しているわじゃないだろか?
文献でも余り残されていない"異端者"の話。
本来の名前すら怖くて書けなかった人達は何を思ったか。
仲間思いで、従者に傷を負わせたなら徹底的に殲滅するまで魔法を繰り出す。
大昔、ある店が、従者の人からをさらった。
その後の店は、天井に壁に至るところ血で真っ赤。
動物の血では無く、人間性の血を撒き散らしたのだ。
地下の部屋では、腹を引き裂かれた妊婦とまだ母体とへその緒が繋がったままの赤子のがいた。
助けようにも母親は顔面を殴られ腫れ上がり、歯を抜かれ生爪を剥がされ、赤子は切り刻み人間の形をした肉の塊になっていた。
デップリと太った男は手足をあらぬ方向に折られ皮膚から骨が付き出している。
それでも飽き足らず贅肉が詰まった腹を切り裂いて内臓を男の口の中に突っ込まれ絶命していた。
人をいたぶり、弄ぶのが大好きな指名手配も腕や手足の筋が切られ無理やり四肢を強い力で引き裂いた後に額に槍が刺さり絶命していた。
息を潜めて辛うじて生きていた人は、"異端者"の魔法に見つかり、恐怖で髪は白くなり目玉を大きく開けて、鯉の様にパクパクして気を失いそうになってもひっぱたいたて起こし滑車にくくりつけて男の一物を切り落として目の前で調理して食わせた。自分の一物を食べた男は、可笑しくなり終始「殺してくれ、殺してくれ」と泣きついてくるが、血を固まらない薬を飲ませてから大動脈に傷を着けて出血性ショックをあたえる。
辺りが真っ赤な血の海になった部屋をみて満足に"異端者"と"その従者"は満足げに帰った。
奴隷を肉食動物に食べられる様を見るのが大好きな輩が、一夜に死んだ。
檻の中には高級な服に毛皮のコート。
今日は、魔獣の品定めの日です。といい、何の警戒心も無く肥満な男、厚化粧の女、自分の事が通らないと怒り出す若僧が、檻の前に息見る。
出入口を閉ざされ、入ることも出る事も出来ないコロッセオの用な闘技場に金持ちで人の死を喜ぶ者が、じっくりと魔獣を品定め。
だが、突然と魔獣の檻の鍵が開き、ゆっくりと出てくる魔獣。
スタッフが真っ青の顔で逃げる。闘技場は悲鳴の嵐。
次から次に檻の鍵が開き出てくる魔獣に生きたまま食べられる。真っ赤な血で闘技場は血の海。
人の肉が大好きな魔獣を放った檻の外に今までゲラゲラ笑って見下していた人達が、刈られる番になる。
助けられた人達は、"異端者"を神と崇めている。
助けて食事を与えて一眠りさせてから解放。
だが、"異端者"は神では無い。
それでも倒れて行く人はいるが、"異端者"は助けない。
「助かりたいなら自分の力で立って動けと」言ったそうだ。
「トヨハシに行けばそれなりに保護をしてくれる。ただし、外から来た人間は保護しない。自国の人間じゃないからだ。」と言ったそうだ。
その時の"異端者"と"従者"を合わせても3人しかいない。
3人とも死線を潜り抜けた目をしていた。
ただし、従者よりも異端者の方が恐ろしく怖い。
助けられた人がパニックになって傷を着けた。
謝罪したものの"異端者"は「謝罪結構」と言った。
ほっとする人達に「命で払ってくれればそれでもいい」といい、燃え盛る炎に身を焼かれて郁さまを見せられた。
「今日は火を起こさなくても大丈夫ですね」と笑う従者にそんな2人を見てドン引きする、もう1人の従者だが、「そうだな」と受け入れた。
食事に出された肉は、"異端者と従者"が刈ってきたモンスターの肉だった。
「"異端者"が、こいつらに人間のの肉を食わせたらどうなるか見たかった」と呟いていた。
「発狂するかな?」
ワクワクしている顔は幼いと書いて有った。




