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何でも口に入れるな!

王都の用事を済ませて帰って来たジル、ホムラ、ロート、ネロの4人

彼らが住むには今の家が2人様に作られているので6人程住める家を作ろうと話になった。


4人は新しく家を作る為に相談と設計図を魔法出た作りだし共有してたった5日で大きな家を作り上げた。


勿論前にの家は壊さずそのまま残ってる。


新しい家になった時に火事になったら危険とロートが力説して、王都でIHコンロの様に火が出ない魔石コンロを買って来て新しい家に着けた。

何故かネロがドヤ顔をしていたのを覚えてる。


その後、ネロの頭にたん瘤が出来て悶え苦しんでいたのを見ない振りをしているホムラだった。


いつもの様に東屋でストーブにヤカンを置いて水魔法と火魔法でお湯を作り茶葉をいれて紅茶が、今日はストーブに薪をセットして木の皮に火を着けてジルに氷室でヤカンに砕いた氷を入れてストーブの上に置いた。

パチパチと薪が燃える音がしてヤカンの氷が溶けて湯気が出てるのを確認したら茶葉をいれてストーブからテーブルの鍋引きの上に置いた。

マグカップに紅茶を注いで自分専用の椅子に座り紅茶を飲む。


「はぁ~♪旨い。紅茶を飲みながらボーッとしてると帰って来たなって実感します」

「ああ、やっぱり何もしなくて紅茶を飲んでるのが一番だ。」

『それって詰まらなくない?』

『せかせかしていた世界に生きていたから、こうのんびり出来るのが・・・いい。』

「そう言えば、水晶の迷宮のボス部屋で貰って玉あるだろう?」

『『有るな』』

「あれ何?」

『我らは今の処どちらかと言うと精神体に近い存在だ。だからこちらの世界に干渉する為に我らの肉を食ろうた人間の身体の中に入り生気や魔力を分けてもらい、こちらの世界に来る。

この玉は人の魂と核が集まった物だ。これを使えば受肉し、もう身体の中にいれて貰わなくてもいい。一個人と言う認識になる。』

「つまり?」

『つまり?!』

「人間と同じになるでいいのか?」

『そうだな。龍の核が有れば早いのだがな』

「核ねぇ」

「つまり?どう言うこと?」


理解が追い付いてないホムラに頭を抱えるジル、ロート、ネロは顔を見合せて誰がもう一度初めから説明するかを擦り付けていた。

結局ジルが説明する事になったが細かく説明は面倒くさくなったのか必要な所だけ話をした。


「じゃ、使えばいいじゃん」


簡単に言ってのけるホムラにもう一度頭を抱える事になったジルとロートとネロ。

もし使い方を使えば間違えたらアンデットやレウスの山が出来る。

と説明したのに分かってない。


「ジルの結界魔法の中に玉と一緒に入って取り込めばいいんじゃない?」


誰も考え付かなかった。

目から鱗である。


「ホムラ。頭いい。」

「?」

「それで行こう!」

『ああ』

『やったー♪』


その後、ホムラの提案で水晶の迷宮から出た魂と核が入った玉を使用してロートとネロは人間の姿に

なる事が出来た。

今までは精神体に近い存在だったが新たに肉体を得る事が出来た。

たが慣れない身体に戸惑い歩く事すら上手く出来ず、明日から猛特訓を始めようと話になり、ロートとネロは嫌々寝床に入ったが、さすがロート。

ジルとセックスがしたいためにジルの部屋に訪れたがそれを良しとしないジルに「そんなに身体を動かしたいならネロと一緒にこの体幹ゲームでもしたら?」とゲームを渡されて、渋々実室に戻った。








あれから3ヶ月。

猛特訓のお陰でロートとネロは自由に行動が出来る様になった。

新しい体はスムーズに動く。

ロートなんて暗殺を極めるのか気配を消す訓練や足音を立てず忍び寄る行動をしているが、ジルには分かるみたいだ。


ネロはどうやら格闘に興味があるみたいだ。

今はどんな格闘をするか武術雑誌を見ながら模索中。

一応護身術にも使える合気道がいいか柔道がいいかカポエイラがいいか悩み中だ。


俺は、人体用の魔力結晶を使えるか調べてる。人間になったロート、ネロに使えないか模索中。

魔力量が増えるのはいい事だし、こんな危険な物を渡してくる迷宮も迷宮だし。「貰ったなら一応使ってやりましょう不如帰(ホトトギス)」って感じ。


最後にはホムラだ。

水晶の迷宮で手に入れた双剣。

今まで双剣を扱わなかったから中々扱いづらい

木剣で初めは練習して慣れたら刃を潰した剣を使ってなれさせる。

それにも慣れて扱える様になったら迷宮から出た剣を使って練習をする。ちょっとづつだけど様になってる。

真剣の手合わせも気が抜けない。

そうそう人間になったから今まで僕達以外の人間との会話は出来なかったが、出来る様になった。

ぐもった声もなくなったから聞き取りやすい



それから3ヶ月たった。


僕達4人は紅茶を飲んでいる。

今日はアッサムにした。

甘みが強くこくのある味わい。

たまにの贅沢品だ。

「「「「美味しい」」」」


今日は珍しくクッキーがある。

あの古代文字で書かれていた本に載っていたクッキーの作り方だ。

時々思うのだが、この本の作者は知られたく無いのか?と思う。


「処でこの三連の真ん中の山に迷宮見たいな所を見つけた。」


ネロは山を走る時にたまたま寄り道して偶然見つけたみたいた。


「ほぉ」


ロートがジルの髪を三つ編みしながら聞い面白い迷宮と考えてる。


「迷宮かぁ♪ 楽しみだな!」


ウズウズして握り拳を作りホムラは言う。

最近は早く双剣を振りたくてウズウズして、鹿を狩っていた。

まぁ、俺達の食材になるのでいいのだが、たまにはウサギの肉でシチューを作って食べたい。


「それって、どんくらいかかる?」

ジルが聞く。

「認識阻害や道のり阻害や波長迷彩の結界が合った。」

「良く分かったな!」

「だろう?。俺も良く気が付いたなって思った。俺も良く分からんが1週間有れば着くと思う」

「では、明日から行って見るか?」


紅茶を飲みきって、僕達は東屋から家に戻った。


その日の夜。

ジルは実室で水晶の卵を見ていた。

「それってあの迷宮から出てきた物だろ?」

「ああ」

「使うのか?」

「どうやって使うか考えてる。落としても割れないし」

「体内に入れたら?」

「やだよ。変な事考えていただろう。その手には乗らないからな!桑名の焼きハマグリだ。」

「どこで覚えて来たんだ?桑名の焼きハマグリって何だ?」

「知らん。とりあえず、結界を張り黄身を飲んで見る?」

「今、体内にいれたくないって言ったよね?」


ロートのナイスな突っ込み。

ジルは笑いながら結界を張って鶏の卵を割る様に割り青く揺らめく卵の黄身を飲んだ。


「マジで飲みやがった!?」


ジルの体が淡く光るが直ぐに消えてどこも異常無し。

ロートからネロ、ホムラに話が行き渡るとジルに対して怒号が飛び交う。

「何でもかんでも口に入れるな!」

「もっと慎重(しんちょう)に動け!」

「何か合ったらどうする?」

悪いのは何も考えずに飲んだジル。

反論出来ないと思った、ホムラ、ロート、ネロは、ここでしか言えないと思い1時間近くジルを説教した。


「欠伸をしない!」

「聞き流さない!」

「明日のご飯はどうしようか、考えない!」


図星である。

結局ジルが真面目に聞いて終わる頃には夜が深かった。


説教が終わりその夜ジルは夢を見ていた。

何故か沢山のマスケット銃を自分の手足の様に扱いでドンパチ殺っていた夢を・・・





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