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買い物

今日もホテルのロビーで待ち合わせをしているジルとホムラは、ソファーに座りながら窓の外を見ていた。また遅刻してきたアユとススムは、ジルとホムラを見るなり謝った。

「すみません。使用人(奴隷)が何度も遅刻してしまい申し訳ございません」

「何か有ったの?」

「その……ベッドが心地好くて起きられないのです」

普通の悩みだった。

もっと壮大な悩みかと思っていたけど違って良かった。


「今日はバックを探しに行くよ」

ホムラが言ってジルと共に席を立ちホテルを出る。


大通りを抜けて、ひっそりと立つ看板。「冒険者のお宝鑑定します」と書いてあった。


「こう言う処にお宝が有るんだ」

扉を開けるとカランカランと音がして中から20代の若い長身の男が出て来た。

「いらっしゃいませ。何をお探しでしょうか?」

声からすると優しいのだろう。

「マジックバックは有りますか?」

「マジックバックですね。棚の一番上に置いてあるのが、マジックバックです。」

そう言って手に取って渡されたのは、黒色と紺色のマジックバックだった。

「この2つにしよう」

「(偵察や潜入するから暗めがいいね)」

「(そうしよう。)」

「では、この2つ下さい。」

ジルとホムラはお金を払ってマジックバックを貰いその場で黒をススム、紺をアユの腰に着けた。


「いいのですか?」

「いいの、いいの。君達2人に投資だからさ」

そう言って会計をして腰にマジックバックを付けて店を出た。

アユもススムも嬉しそうにしている。

「(そう言えば、家はどうする?)」

「(そうだね。全く考えて無かったね~)」

「(渡り廊下を作って隣に家をつくちゃいましょう?)」

念話で会話をするジルとホムラ

「「?」」

急に黙るから自分達が気にさわる事をしていると思っている。

「何か私達は怒らせたらちゃったのかしら?」

「店を出てから喋らないよね?」


違います。

怒らせてはいません。

いつもの2人でいると念話で会話をしてしまう彼らの悪い癖です。


「ご飯食べに行くよ~」


ジル、ホムラ、アユ、ススムは食事を取るために街の中に消えて行った。

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