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品川での話し合い

「なにこれ、美味しい!」


「うん、オレも初めて食べたけどなかなかいいな」


 このオーダーはジャックに頼んだもの。美味いものを厳選して5人前と頼んでおいたが、完璧な仕事である。伊集院さんが生存していることを明かしたので全員の表情が明るい。


「ねえ、ニカ。夜景観ながら食べようよ」


「そうね、ここ、素敵な夜景よね(笑)」


 あたりは暗い。女子3人は夜景の見えるテーブルに食べ物を持って移動した。3人とも美しく、室内もなかなかの景色になっている。


「ヤマト、女子達は楽しそうだな。でも……生存確認出来たからこれでこの会も解散かぁ……寂しい気もするな」


「この会をネーミングせずにおわったな。ヒロシ、オレ、続けていくけど、ヒロシはどうする?」


「何を? 探偵みたいなこと?」


「いや、次は伊集院さん直接会えるように動くつもり。だけど、みんなも2年生になるし、あおいは仕事あるからね。一旦解散して、自由参加にしたいと思ってる」


「なんだ! オレ、やる! これって今しか出来ない事だろ、部活みたいなものだから、勉強とも両立するようにするよ」


「ありがとう なるべく危険はないようにするけど、今後はどうなるか分からないんだ。それでもやる?」


「危険はヤマトが何とかするだろ(笑)、オレは決めた。そして、出来ればこのメンバーでまたやりたい!」


「わかった、食事の後みんなにも聞いてみよう」




△△△△△△△△△△△△△△△




「ではミーティングを再開します。伊集院さんが存命なのは確実な情報です。でもどこに居るのか分かりません、これはミライも知らないそうです」


「ヤマト、そもそも、ミライからどうやってこの種の情報を知り得たの? 盗んだ……とか?」


「ニカ、それ、聞く? 簡単に言うと……オレがミライに乗り込んで……脅した って感じ」


「それじゃ、納得出来ないよ……犯罪行為とかしてない?」


「正直云おう……ある意味犯罪行為はしてる。オレの身もヤバいと思ったからシャロンに付いて来てもらったんだ。先に向こうが手を出してきて……先方の2人が重症、1人が重体って感じでした……」


「なんで……そんな危ないこと……」


「あおい、ゴメン。もう埒が明かなくて……。危険もあったからみんなには話さず行動したんだ」


「私、怖いかも……」


「静の言葉はご尤もです。でもオレは続けます、伊集院さんに会うまで……そこでみんなに決めてもらいたい。新たに伊集院さんと面会計画を目標にして行きたいと思う、けど、危険もあるから……参加の是非はみなさんに委ねたい」


「私やる!」「オレも」「……」「……」


 即決はヒロシとあおい。ヒメリン愛が強いからであろう。ニカと静は考えている。


「じゃあ、こうしないか! オレやヤマトは多少危険なことでもやっていく。女子3人は主に後方支援、危険なことはしない それならまた5人で出来るし!」


「ではこれだけは約束する。必ず伊集院さんと会う! 危険のない形で5人で会おう! 危険がないと言ってられないウソだけど、ミライと日本政府、合衆国の特殊部隊が協力してくれるから、危険はそちらに回そう!」


 これで全員が納得した。ヒロシの意向を汲んであげた、危険なことはヤマトとジャックで事足りる。


「で、早速なんだけど、3月の春休みにミライの協力の下、伊集院さんの友人でミライに所属している相川華さんと会うことになっている、もし、危険がなかったらみんなも誘うよ」




△△△△△△△△△△△△△△△




「ねえ、ヤマト。あれ、みんなにも見せてあげて……」


「あおい……わかった……」


 きっとみんなもビックリする。ヒメリンの初期衣装。ニカや静が少しテンション低くなっているので、ここは景気づけに……


 ヤマトは別室からガラガラと引いてきた。あおいにプレゼントしたときと同じ様に黒い布がかかっている。


「ではみなさん、これが、あれ!、てす」


 黒い布が取られると……ニカと静は目を見張っている。一目瞭然、ヒメリンのステージ衣装と分かるのだろう。


「いったい、これ、どうしたの……」


「えーと、なんだな……。これはあおいの物です! ユアプロモーションから譲り受けたみたいで、私が代わりに…保管しています。ここの空調管理は完璧ですから!」


 ヤマトは可愛い嘘をついている……ニカも静もヤマトとの事知ってるのに……チョー笑いそうになる。知らないのは……ヒロシだけ。


「ヤマト……これって、伊集院さんのステージ衣装じゃない? モーニングセブンで一回だけ袖を通したと言う、スーパーお宝では? 確か、カトレアのオークションで数万円で落札されたという……」


 ヒロシが……詳しく語っている。それも本当の事であれば、あおいより詳しい。


「ヒロシ、なんで知ってるの?」


「ウチの母ちゃんが……そのオークションに参加してとっても悔しがってたから。買っておけば大儲けだって……」


 カトレア生は母親のOG率高いのは知っていたが……ヤマトや静に続いてヒロシも……とは。さすがカトレア、というべきか……。


「私は売りません! ヒメリンに返そうと思ってます。その為にも絶対に会いたい!」


「じゃあ、みんなで会おう!」


 ニカの一言で団結したような気がした。

みなさんいつもありがとう


 やべー、そろそろ追いつきそう……。物語を活字にする時間がないかも……。

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