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生徒会長の仕事

 入学して3ヶ月半、学校生活も調査も順調。生徒会長になり伊集院さんの思いがけない情報も手に入った。伊集院さんが所属していた㈱ミライへのアプローチは後回しにして、当時の友人知人を見つけてヒアリングを行うことに集中する、最優先事項に設定した。


 放課後は生徒会室に顔を出すことに。


「みのりさん、来てたんですね」


「ヤマトくん、やっと新生生徒会がスタートね」


「ほんとに何から何まですみません、生徒会役員のスカウトもお願いしてしまって……」


「いいのよ、去年もやってることだから。役員は2年生から1人、1年生から3人にしたけど問題ないよね? 今日招集かけておいたから、初顔合わせね」


 ヤマトが生徒会室に来るタイミングを見計らっての招集、余計な指示をしなくても物事がサクサク進む。みのりさんは優秀だ。


「こんにちは〜」


「あれ? 花京院さん……」


「桜井くん、いや桜井会長。宜しくです」


 花京院さんが生徒会役員にスカウトされていた。至極当然のことだ、成績上位であるのだから。そして、次々とスカウトされた役員が現れる。



「では皆さん、これでお揃いですね。自己紹介からいきましょうか」


「2年C組の斎藤宏太です。今回、桜井くんには会長選挙で負けてしまいましたが、生徒会の仕事がしたくて今中さんに直訴して役員にしてもらいました。宜しくお願いします」


 身長は低いが細身でイケメンである。縁無しメガネがよく似合う。とても爽やかな印象である。


「1年生A組の花京院静です。今中さん、スカウトして頂き有難うございます。桜井会長とは同じクラスです。よろしくお願いします」


 宏太先輩は花京院さんの美貌に見惚れているようだ。


「1年B組の西川桐乃です。中学校では生徒会長とパソコン部の部長をやっていました。パソコン関係は得意なので宜しくお願いします」


 西川さん。ボーイッシュなショートヘアーだが、黒髪が素敵。ハキハキしていて女性に好かれそうなタイプである。


「1年F組の新井美優です。小さな頃からピアノをやっていて、コンクールなんかにも出場しています。あとお菓子作りが得意です、今日は皆さんとお近づきの印に、マドレーヌ焼いてきました」


 新井さん。どう見ても高校生には見えない、下手をすると小学生にもみえる。身長は140センチないのでは……何もかもが小さい。可愛いだけに女性を敵に回すタイプだ。


「はい、では全メンバーが全員揃ったところで、お約束の確認。生徒会メンバーは名前呼び、それは徹底してください」


 6人は美優の作ってきたマドレーヌをつまみながら今後の方針を話し合う、仕切るのは全てみのりさんである。




△△△△△△△△△△△△△△△




「みのりさん、ちょっとお話が……」


「なに? ヤマトくん」


 生徒会メンバーの打ち合わせが終わった後、ヤマトはみのりさんを呼び止めた。


「えーと、会長と副会長の役割についてなんですけど…………」


「なあに? さっきの打ち合わせ、私が仕切っていたのが不満だとか抜かすのっ!」


 みのりさん顔色が変わる……怒り気味である。別に誰が仕切ろうがどうでもいいのだが、何もやらないのが申し訳ないと伝えないと……


「いや、そうではなくて……全てお任せしてしまって申し訳ないというか、何かお手伝いしたいというか……」


 みのりさんの顔色が戻った。生徒会の打ち合わせを仕切ったことに文句を言われると思ったのであろう。


「ヤマトくんは生徒会が専制君主国家だとしたら王様の位置でしょ。ドンと構えてることが仕事よ。レストラン構想や次期副会長の選定とか、とっても大切な事をやらなければならないんだから」


「ってことは。普段の細々したことは、みのりさんがやってくれるってことですか?」


「なにか不満?」


「いや、寧ろ…………それ、とても得意なんです! 仕組み作って自動運用、それが僕の常套手段で。仕組みも作らなくて丸投げ、更に素晴らしいです!」


「でも責任取ることと後継副会長の選定は大切な作業よ。ところでどうだった? 3人の1年生、副会長候補として私が選んできたんだから」


「要するに、王様のお妃候補者ってことですか? なんか興奮します(笑)」


「何いってんのっ、 自由恋愛はいいけど、生徒会内でセクハラとかやめてよね」


「そんなことは、多分しません。が、お妃はキチンと決めますよ、母上」


「やめて、私まだヴァージンよ(笑)」


「みのりさんもそんな乗り、できるんですね。メガネからは想像も出来ない……見直しました!」


「前生徒会長に散々鍛えられたからね(笑)。これからも宜しくね、ヤマトくん」


「呼び捨てにしてください、 ヤマトって(笑)」


 みのりさんはカトレアによくいるカタブツだと思っていた。そうでなかったのは、嬉しい誤算。これから取り組んでいくレストラン計画、協力者である大手飲食店の役員はクセがある。下ねたくらいスルーできる器量が必要だが、そこもイケそう。レストラン計画、みのりさんが学校に在籍しているうちに必ず実現しよう。

みなさんいつもありがとう


 宣言通り本日は2回目の投稿です。カトレア祭までは早く投稿したい気分です! 


 PVがこのままでも、本作も完結目指して頑張ります(笑)ちなみに最終話は……決めてます!

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