ページ12 羽根返す
授業体育、バドミントンラケットを手にとる
2と2になる
並ぶラケットは 4つになる
2対2のダブルスの開始
バシバシ ビシッ
目は、悪いほうだ
でも目は悪くとも 羽根はみえてる
ビシッとバシッと
テニスとバドミントンて 似てるよね
ダブルス相棒に話しかける
相棒は答える
前みて、まだこれから
はーい、よしこれから
バスケ苦手 バドミントンなんとか
そうだね
バシ
サッカー苦手 走るのはなんとか
そうだね
ビシ
野球も苦手 テニスはなんとか
そうだね
バシ
なんとか、かんとか
勝つと、試合を進めていくと
バテてきて、そろそろよいじゃん とか
そういう声も 相手から ときどき聞こえる
周りの声は関係なし
もう たたかいは開始されているのだ
けれど
決勝には残れなく チャイムもなる
決勝まで残れば、残ればなんだったっけ
きっと、目的ではなくて はじめから
はじめから 燃えたぎる
この闘志を追い求める
走るのも 羽根をかえすのも
サービスエースも 応援も
きっと、はじめから
はじめると 目的ではなく
手段でなく その先の遠く
手をのばす
これに意味があるのかないのか
テニス部活動、練習には みがはいらずじまい
体育で バテている
帰り道
きみは話す
バド 見ていたかったな
テニスとバドミントンって 似ているかな
どう思う?
とりあえずバドミントンで 燃え尽きたよ
羽根返すところ見ているの好きなんだ
きみは 笑う
バドミントンは好きなスポーツの一つで
体育の授業であたるとはりきりました。
体育ではりきると、今度は部活に支障がでてきます。
そんなつながりと部活帰りの放課後のきみとの会話が最後の部分にきました。