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墜落

ボーイング909は快適な空の旅を提供していた


王女はくつろいでいた


ファーストクラスラウンジ


最高級の待遇だ


今王女は外遊から帰るところだった


空は凍えきっていた

ボーイングを流れる空


満点の星空だった


輝いている


完全に黒い布ではられた空


星々がきらめいている


スチュワーデスが近づいてきた

「何かお飲み物を? 王女様」


ブランデー


王女が応じる


やがていっぱいのブランデーが運ばれてきて


王女はそれをちびりちびりと飲む


すべてが平穏だった


完全な静謐が保たれていた


しかし、ちょうどそのころ、飛行機が到達するところに


宇宙からひとつの隕石が落下しつつあった


「ブランデーをありが」


ずがああああああああああああああああああんんんんんん


王女の視界が乱れ、空が広がった

視界一面の空


それは独善的プラネタリウムだった


しばらくして大げさな水音が響いた


王女には何が起こっているのか判らなかったが


それは隕石にあたり砕け散った機体と乗客が海面に着水している激音だった


時間にして15分くらいだろうかすべてはおわった


「なに? だれかだれかいませんか!


冷たい海面には無数の残骸が漂っているだけだった


一時間ほどして、彼女は自覚した


そうか生きのこっているのは自分だけなのか!!


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