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3時間も雲も意外と早く流れる

「……へっ!なかなかいい蹴りしてんじゃねーか嬢ちゃん」

「あんたもね、カッパ!」

「打ち解けたみたいで何よりだよお前ら……」

 戦友同士の挨拶のように、ガシッと拳を合わせる少女と河童をしり目に、セインは足を高速で擦って痛みを和らげていた。戦士バートンは僕が蹴られている間、手ごろな岩に座ってずっとぽけーっと流れる雲を眺めていた。なにこいつ前衛のくせに勇者守る気ゼロなんですけど!!

「よぅし勇者!とっとと街に入るわよ!この田舎者に都会ってやつを見せてあげるわ!」

「おうよそうだぜ坊主!おいちゃんに旨いもん食わせてくれ!」

 スワンに尻を叩かれ、河童に肩を抱かれて門へと向かう。

「あーはいはい、わかったよ…………ちょっと戦士!行くよ!」

「おー、あいよー」

 バートンはやる気のない返事を挙げると、のっそりと立ちあがった。

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