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100人居れば100の物語がある(仮題)  作者: 辺境の村人N
1章 始まりと路地裏迷宮
8/24

epB2.

B1のあらすじ


弥生義和の自己紹介。ナルシスト感あり?

EWOに刺激を求めてやってくる

 目の前に黒衣を纏った何者かが居る。その者からなんとも言えない気配が漂ってくる。無理に言い表すならば「死」の気配だろうか…


 ゲーム機を起動したとき突如目の前に何の前触れも無く唐突に現れた黒衣の者。私にはこの者がどんな存在かまったく知らずに居たが頭に「死神」との言葉が過ぎる。


 暫く互いを観察しているとその者が言葉を発した。


「我は死神。死を運ぶ者。4の数を承りし者。汝は何者か。我に教えよ」


 その者が言葉を発すると目の前に名前入力画面が出現する。


「名前か……ヤヨイのままでもいけそうだな」


「ヤヨイ……汝に相応しい名。」


 その者はそう言うと目の前にさらに様々な項目が表示される。性別、種族、職業、ステータス、スキル、見た目の変更とやらを決めるらしい。


 今回私はこのゲームに刺激を求めてやってきた。現実と同じ条件だと楽しみが減ってしまうだろう。


性別:女

種族:人外:ランダム

職業:遊び人

攻撃  →20

防御  →-20

魔法攻撃→0

魔法防御→-20

体力  →10

速度  →120

器用  →-20

幸運  →10


 ステータスはマイナスにも振れるらしく最大20までマイナスに振れることが分かりかなりピーキーなステータスにしてみた。


 人外は指定できるらしいが職業を遊び人にまでしたのだからどうせだからランダムを選択。


 性別はあえて現実と反対のものを……人外に性別あるのか謎だがランダムで出るものは性別で変わったりするのかもしれない。あえてこのまま行こうと思う。


 人外ランダムを選択した場合見た目はゲームの世界に移る直前に変更できる空間に移動できるらしい。


 スキルは何にするか全く決まっていない。何かこのステータスに向いてるものは無いだろうか……


 そう考えてるとその者が口を開く。口元までフードの陰で隠れて見えないが開いたように感じる。


「汝が目指すものはなんだ」


 その投げかけに返す物は決まっている。


「自由でいて頂点に君臨し続ける者」


「ならばこれだ」


 その者がそう言うと目の前にウィンドウが現れる。


スキル:神技・オールパリィ

消費SP20


「難度が高き神技に至る大技。極めた者は全てをはね返す。弾けぬものは無い」


 そう言うがこの場で使えるSPはたったの10であり足りていない。


「SP足りないのだが……」


「負を増やすことで道は開かれる。今ならできる。更なる戒めを課すがよい。」


 負と言えばマイナスのことだろう。となればステータスのことか?さっきは20までしか引けなかったがまだ引けるのか?試してみるか。


攻撃  →10

防御  →-100

魔法攻撃→-100

魔法防御→-100

体力  →10

速度  →60

器用  →-100

幸運  →20


 更に下げることができるようになっていた。0と言うだけでデメリットあるはずなのにマイナス100とか何ができるのだろうか……


 それと試したら幸運が20まで振れるようになってた。


 合計値を-300にしたらSPが40になっていた。こんな裏技気がつける奴は何人居るのか……いてもこんなバカみたいな振り方はしないだろうと思う。


「汝に授ける。」


 その者が唐突にウィンドウを表示させる。


スキル:神技・モンスターフュージョン

消費SP20


「数多き力ある者。隣接させ呪を唱えよ。力が集い一つの者となりて。汝の前に現る。」


 この死神何が言いたいのか結局殆ど分からねぇ。複数体の力ある「者」を近づけて発動すれば一つの力ある「者」になると?者ってなんだよ技名的にモンスターか?要はモンスター合成かなんかってことか?


 スキル一覧に神技なんて1つも無かったが死神に勧められてから表示されている。どうせだからこの2つを持って行くことにしようと思う。


「全ての決断下したか。ならばその戸を開くがよい。」


 そう言ってその者の前に扉が現れる。


 さあ、楽しいことを探す旅に出掛けようか






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