中二再誕
フッッハッハッハッハッハ!!!
長年退屈な現世に縛られていたが、遂に神も俺の存在を無視できなくなったのか。現世から追い出され異世界へと辿り着いてしまったわ!
どうやらこの世界では、俺を押され付けることができないようだな。
体からほとばしるほどの力を感じる。
これこそが、追い求めていた力だというのかッ!
見ているがいい!
この俺が、この世界を何時しかひっくり返すだろう!
んぅ?母に該当するらしき人物が、先ほどから何か言っているな。
まぁせいぜい、逆鱗に触れないよう気を付けるのだな!
フッッハッハッハッハッハ!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ね〜、この子とっても良く笑っているわよ。何か楽しいことでも思いついたのかしら??」
この子が生まれて、産声をあげてからそれほど間があかないうちに、目一杯笑い出しました。少しびっくり。
知人たちから聞く話では散々泣き、泣き疲れたら寝てしまうと聞いていたの。初めての出産の時もそうだったから、どこか悪いのかと思っちゃた。
どうやら体は大丈夫みたい。
乳母になってくれると言ってくれた友達も隣で、少し驚いてはいるけれど微笑んでくれてる。
なら、元気良く笑顔でいることはいいこと。そうに決まってます。
そのまま元気に成長してね。
私のかわいい〜赤ちゃん。