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スピード狂――dejavu
酸化した思い出が葉擦れして
隙間だらけの青銅の鎧に蘇る
三輪車に跨った僕はお猿さん
車輪つき仮面ライダーが走る
古いプレハブ屋根が膨れてる
(いや違う!)
三角乗りが既視感のはじまりだ
ロッドブレーキの悲鳴は昭和だ
(違いやしない!)
補助輪こそが昭和の保険証なのだ
(いいや違う!)
シフトレバーを動かせばそこで
平成を疾走する車に衝突できる
ブレーキに油をさして
親父とお袋の肩揉めば
パドルシフトの Formula1
空気ポンプはダイナモを混濁させ
DNAは確信犯の無灯火車両
拉げたデジャヴュがぐるぐるまわる!
これが友達というやつか!?




