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案外、人って悲しみを抱えている

作者: ぽぴ
掲載日:2026/02/21



やぁ、こんにちは。

私は、「ぽぴ」という。


なろうに登録して半年ぐらいかな?


普段は「幸せ」といった哲学的なものや、

悪い家庭環境で育った話や、変な話を書いている。



そう。

私の家庭環境は悪かった。


決して、自慢ではないのだが、

世界的にも例が少ない特殊な家庭環境だった。


しかし、これは人に話せる。

私の中では、そんな程度の「悲しみ」だ。



私には、人に言えない深い悲しみがある。


その記憶に触れると、

感情のコントロールができなくなる。


泣いてしまうのだ。


私は男だ。

涙は見せない。


けれど、その記憶に触れると、

涙があふれてしまうのだ。


上を向いても。


泣いてないふりをしようとしても。


悲しみが、

涙が、


溢れてとまらない。



それは、20年間虐待された事よりも遥かに、悲しい記憶だ。



正直に告白する。




私は去年、彼女と一緒に流産を経験した。


何よりも大切な人に辛い思い出を作ってしまった。


自然流産と呼ばれる、どうしようもない流産だ。


けれど、「何かできることがあったんじゃないか……」と考えてしまう。


私は彼女の人生に責任を持っている。


彼女が不幸な目に遭うのは、

誤った決断を下した私の責任だ。



でも私には、初めて経験する流産に、

どんな責任のとり方があるのかが分からなかった。


何をすれば、泣いている彼女を慰められるのか。


それすら分からなかった。


そんな私を見かねて、彼女はこう言った。


――2人でぬいぐるみを選んでそれを大切にしよう、と。


私と彼女は不機嫌なヒヨコのぬいぐるみを選んだ。


きっと、こんな子供が産まれたはずだから、と。


ヒヨコの名前は「ルカ」に決まった。

生まれた子供に付けるはずだった名前だ。


全ての生物の始まりと呼ばれる「LUCAルカ」にちなんでいる。



家庭環境の悪い私と複雑な知能をもつ彼女。


そんな2人が懸命に生き、

子供を幸せにすると決めたあの日。


子供の名前は、「幸せの始まり『ルカ』」という名前に決まった。


もちろん、始まるのは私たちの幸せではない。


生まれた子供の幸せが始まる。


そんな誓いを込めた名だ。




 悲しみを抱えている人は、案外たくさんいると私は思う。私のように、触れたら泣いてしまうから言っていないだけで。


だから、明日だけは、


人と人が仲良くできる世界になればいいと思う。






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― 新着の感想 ―
誰にも言えない悲しみ。 うん。みんな持っていると思います。 言わないだけで。 でも、悲しみを分かち合える人がそばにいる人は多くないと思います。 思いやりと優しさをもつお二人は素敵だと思いました。 …
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