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天下の光 御家存続平見足軽伝  作者: 水岡東聖
それでも今日も華は咲く
17/17

明き英雄

明き?と思った人がいると思いますが理由は本編でわかります是非お楽しみください

「将軍様…もう信長は…」

「あの男を信用していたが…興ざめだ」


ダダダッ


「殿ッ!」

「どうした…明智…」

「義昭様が…いや義昭が三好と手を組みました」

「あのなァ嘘つくならまともな嘘をつけ、馬鹿が」

「本当ですよ…これを」

「…………!」


足利義昭は織田信長を裏切ったいや見限った


9月


「さァ終わらせよう」

「子も女も…よいのですか」

「あァ…本願寺を焼き討ちにしろ」


本願寺は焼き討ちにされた、この時明智光秀は進んで焼き討ちを行ったらしい


一方甲斐国(かいのくに)では武田信玄は駿河を統一した、その後織田領へ侵攻した


元々織田と信玄の仲はそこまで険悪ではなかったが問題がおきる、ある時駿河を統一する為家康と仲良く侵攻してた時の事、武田側が何故か家康が統治する約束の場所へ侵攻してきた


「あの信玄の野郎、ここへ手出ししねぇつったよなァ」

「殿これに関しては注意するべきかと」

「じゃあ誰か言ってこい」

「じゃあ私が」


武田側にて


「ごめーん間違えちゃった、てへっ」

「じじいが気持ち悪……じゃあ撤退して貰えます?」

「無理☆」

「ファッK…わかりました」


「とのことです」

「死ねよクソじじい、寒いんだよボケがッ」

「どうします?」

「あ?どうするもクソもねぇよ、あ!もしかしてどうにかできるんすか???どうにかできるんです?????????」


(ウゼェェェ)


「……」

「何?何で黙ってるの?黙ってても何も進まないよ???」

「……今川と協力してみるとか…」

「………採用、よし俺の言った事にしよう」


徳川は今川と協力をする事にした、そしてちゃっかり領地を貰った


それにより武田さんキレる


「信長くんあの家康って子ね私に歯向かったの…ね私達の天下統一の邪魔になるから捨てよ…ね♡」

「信長さんアイツキレてるけど逆ギレっすよ逆ギレ、アイツ信用できねえからさっさと捨ててください」


このような板挟みとなった、そして答えが出なかった事にキレた武田信玄が侵攻を開始した


どんどん信長の城は開城されていき遂にその軍勢は家康の元へ……


「殿どうします?」

「うるせぇ黙れ」

「……」


家康陣営は頭を悩まされていた…武田が城の前を通りすぎて行った


「一体何がしたいのか?」

「待て…三方ヶ原(みかたがはら)へ行けば信玄を倒せる」

「殿それはどういう事ですか」

「三方ヶ原の先は狭い道だ、そこを突けば俺らは勝てる」

「!」

「やれる…やれるぞ」

「織田が今川を倒し徳川が武田を倒す、新たな桶狭間として歴史に名を残せますぞ」

「よしッ殺すぞッ、狙うは信玄の首ただひとつ」


だがこの時は気付いていなかった、家康はこの時信玄を餌につられるカモだも思っていたが本当は自分が餌につられるカモだった事に


三方ヶ原に信玄がいた、原の上に信玄がいた、信玄は原の下にへと家康誘き寄せたのだ、見事家康はカモられた


「勝ち戦は楽よねェ♡」

「ギャ、ギャァァァ」


頑張った家康君は本当に頑張った、でももう負けは揺らがない


三方ヶ原で勝った信玄はその後も侵攻を続けた……が


「明智何があった」

「武田の軍勢が退いて行きます」

「何故だ…これも何かの策かッ」

「私達はこの状況に乗っかってこっちも行動しましょう」


武田信玄は病気が悪化した為甲斐へと退いた


運が確かに回ってきた


「次の敵は将軍様かァ…」

「俺やれるかな」

「もう…無理だよ」

「…信長様が来たぞ」


太郎左衛門は驚いた、その男の光は消えかけていた…太郎左衛門が新しい主君の事を考えた時信長は喋りだした


「私は、天下統一を邪魔する邪魔者が嫌いだ

私は、極楽と偽り殺しを続ける僧共が嫌いだ

私は、分布相応な裏切り者が嫌いだ

私は、倒しても倒しても立ち向かうゴミ共が嫌いだ

私は、武士なのに弱い者が嫌いだ」


周りの者達がざわついても信長は喋るのを止めなかった


「そんな者はどうすればいい?……簡単だ殺せばいい

槍で刺し殺せばいい

それが出来ないなら弓で射殺せばいい

それも出来ないなら鉄砲で撃ち殺せばいい

それも出来ないなら馬で轢き殺せばいい

それも出来ないなら刀で刺し殺せばいい

それも出来ないなら投石をして殺せばいい

それも出来ないなら殴り殺せばいい

それも出来ないなら相手の鎧を剥がして睾丸でも潰せばいい

それも出来ないなら周りの仲間の協力をすればいい

それも出来ないなら頭を使って私に策を言いにくればいい……お前達のここにある殺しが天下統一の為の一歩になれるのだ、諦めるな弱音を吐くな、お前達にできる事があるだろう」

「お、俺も槍が得意だから役にたちたい」


あれは信長の側近、確か…森蘭丸と言ったか…と言う事はこれはヤラセか…だが凄い士気が上がった


「お、俺もだ俺もまだ諦めない」

「俺も」

「俺も」

「俺も」

「ならば安心して戦え、この織田信長がいる戦場でッその活躍を見ているぞッ」

「オォォォー」


確かに太郎左衛門の目はそれを捉えた、赤く明るいその光を…信長は復活した、運が回ってきた


「明き英雄」そんな言葉が頭を過った、その言葉はただの造語に過ぎない、赤きと言う言葉を明きに変えたそんな言葉だ…でも今のこの光は赤いだけでも明るいだけでも言いきれない明きと言う言葉でしか表せなかった


「出陣!!」

「オォー」


将軍はこの後敗北し追放される、信長の天下統一着実に進んで行く





本編見てもわからなかった人へ明きは赤いと言う意味を持ちつつ明るいの明を入れた造語です、わかりにくくてごめんね

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