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天下の光 御家存続平見足軽伝  作者: 水岡東聖
それでも今日も華は咲く
11/15

上洛戦

と言う事で第二章突入ですお楽しみ下さい

ここで少し信長が上洛〔地方の大名が京都へ行くことor入ること〕するまでの話をしよう


13代将軍足軽義輝(あしかがよしてる)暗殺の後、後の15代将軍足利義昭(あしかがよしあき)との上洛の為信長は美濃を越えようとしていた、していたのはいいが当時はまだ1566年稲葉山城の戦いの一年前である、そう美濃を越えようもんなら斎藤が攻撃してくる、最初に和議〔仲直りの相談や協議のようなもの〕を結んだにも関わらず攻撃してきた、なので上洛は遅れてたのである


そして斎藤を倒した後信長は上洛を再始動しようとしていた、当時義昭は朝倉義景(あさくらよしかげ)のもとに行たがその義景はまっったく上洛しようとしていなかったので義昭は信長を頼った、そして信長のもとへ仲介役として明智光秀を送った


そして信長は上洛を開始した、同盟を結んでいる浅井長政(あざいながまさ)と徳川家康と共に


だが問題も起きる六角義治(ろっかくよしはる)と言う男が攻撃を仕掛けて来た、どう考えたって邪魔である、なので潰す事にした


太郎左衛門達の木下隊は箕作城(みつくりじょう)を攻める事になった、そして木下隊は北の口の攻撃を開始した


「謙吾、槍ッ」

「ハッ」

「この城攻めにくいな」


この城は急な坂や大木で覆われている城、そのくせ敵の守りも堅い、正に堅城である


「寅七突っ込めるか?」

「多分…無理です、攻撃できてもこの先坂なんで減速して上がれないと」

「わかった、じゃあ助八お前どうだ」

「やれますよ、ただし城には入れないし限界がありますが…」

「まぁいい多分この後退くと思うから次の戦の為に多少戦力を削っとこう」

「わかりました、行ってきます」


ダダダッ


ザシュッ


ザシュッ


身軽でまるで舞いを踊っているような槍さばきである、後々聞いたがこれは一撃必殺の技と身軽に槍をさばく技を合わせたらしい、身軽に槍をさばく時普通は殺傷力は減るらしいが少し一撃必殺の重さを入れる事で多くの人間を殺す技を一人を殺す専用の技に変えれるとの事、具体的な説明を聞いたが全くわからなかったまぁそれくらい凄い事である


「凄いなぁ、寅七と助八凄いコンビかもしれないなぁ」

「本当に凄いですよあいつは」

「小頭退けとの事です」

「わかった、退くぞ!」

「ハッ」


数時間後


「この通り惨敗です」

「どうしたものか」

「うん……夜襲しかないかなぁ」

「木下様、我らは七時間も戦ってたんですよ」

「でもそれしかないだろ、それに七時間も戦ったんだから逆に来るなんて思わないそこをつくんだよ、それしかない」

「……じゃあそれで行くか」


夜襲決行開始前


「皆の者この戦いで箕作城攻めを終わらせる!、獲りたいなら獲りたいだけ手柄を獲れ!全力で行くぞ!…掛かれぇぇ」

「ウオォォォ」


ダダダッ


「寅七、助八この戦いで全て終わらせる!全力を出せっ!」

「応ッ!」

「吉太郎、謙吾俺は一人で行く、各々好きに戦え」


数分後


「お前、敵だな」

「あぁそうだ、わかったならぁ」


ダッ


「死ねッ」


バッ


(こいつ多分結構強いな俺の攻撃を避けた、数十年戦い続けた猛者って所か)


「お前が死ねッ」


バッ


ザシュッ


(っぶねぇ、頬だったから良かったが本当に危なかった)


(まともに戦いたくないタイプだ、しょうがないここは力技で)


ブンッ


「そんなんで俺を倒せねぇぜ糞野郎」

「知ってるよ、その事もお前の癖も」


グサッ


「ガハッ、ゲホッ…ウッ…ッア゛」


バタッ


「お前避ける時左に避ける癖あんだろ、マジで最初は力技で行こうと思ったが二回も左に避けたからな一度突いて速攻で槍を戻し左に刺したら案の定刺せたよ、死人に言うのもなんだがその癖に感謝するよ」

「フゥまだまだ夜明け前か、結構時間が経ったと思うが…」


「鋭…鋭…応!」


「ん?…まさか勝ったのか?」


「鋭…鋭…応!」


「は、早ぇ相当早ぇぞこれ、まぁ当然か」


箕作城、落城!


これにより六角逃亡、その後他の敵である三好(みよし)三人衆の軍崩壊

そして京へ到着した


「太郎左衛門俺の部屋で呑もうぜ」

「いいのか、あんたもう数千の兵を率いる程なんだぞ、足軽なんかと呑んでたらバカにされるぜ」

「安心しろバカにされるのは慣れてる、いいだろ友だから、と言うより吉太郎は?」

「あいつは俺の仲間から技とか色々教わってるだから無理だろうな、まぁいいや行くわ」


「いやぁ京っていいな」

「そういえば太郎左衛門あれ食べた?」

「あれ?」

「海外の食い物えっと?こんへいこう?だったけ?」


ガラガラ


「コンフェイト〔当時の金平糖の名前外国風なのは南蛮から伝わったから〕ですよ、木下殿」

「おい、木下呑もうぜ」

「あっ柴田殿、明智殿なんでここなんかに、一緒に他で呑んで下さい私は農民の出なのでお二人共バカにされる」

「大丈夫ですよ、農民出身で何が悪いんですか?今ここにいるあなたはれっきとした武士でしょう、ねぇ柴田殿」

「そうだそうだ、そう言うな俺は呑むなら誰でもいいんだ、バカにされてもそいつを殴ってやればいい」

「…あじゃあ自分はここで帰らせて…」

「太郎左衛門お二人が来てくれたんだ、一緒に呑もう」

「一つ言うけど自分は足軽の小頭です、到底自分はここにいる人と話せる位の地位じゃない」

「いや呑みましょうよ、呑むなら人数が多い方がいいですし、それに皆も最初は足軽でしたから、ね呑みましょ柴田殿、木下殿…えっと?」

「一条太郎左衛門と申します」

「太郎左衛門殿共に今夜は呑みましょう」

「では…乾杯ッ」


(案外二人と話が合うな、こんなに地位が違うのに意外だ)


「そういえば今さっき明智様が言うた食べ物食べてみたいなぁ」

「酒のツマミとして実は買ったんですよ、これがコンフェイトです」

「おぉこれがあの噂のか」

「凄い小さいが美味しそうだ」

「遠慮せず食べて下さい」

「じゃあ一つ」

「じゃあ俺はこれだ」

「いただきます」


ザクッ


「甘い、この溶ける感じ今までに食べた事がない」

「おぉうまいのぉ」

「甘い、甘すぎる今までこんなに甘い食べ物食べた事ありませんよ」

「まぁこの三粒しか買えなかったんですけどね、高いですよコンフェイトは」


この後ずっと呑みまくった、そしてこの二人と仲良くなった


そして後日足利義昭は第十五代将軍となったそして信長は岐阜へと帰還した


だがまだ戦いは終わっていない

















見てくれてありがとうございます、この先もよろしくお願いします

補足ですが当時の金平糖の値段は一粒で山城二つ分位らしいです、ヤバいねホント

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