稲葉山城の戦い
「藤吉郎、墨俣に城を築くってどうやんだよ」
「ふんっ安心しろ太郎左衛門もうできてる」
「は?何言ってんの?」
「まぁまぁそこで見てなよ」
木下藤吉郎の任務それは墨俣に城を築く事、さぁ城を壊されず築城する事は可能なのか
「そう言えばいつから取りかかるんだ?」
「早朝」
「ちょい待てよあと一時間後じゃねぇか大丈夫なのか」
「大丈夫全て終わってる、先に築城祝いの酒でも少し呑もうぜ」
「あ、あぁ」
「おぉここいいぜ、ここで呑もう」
「……なぁ藤吉郎」
「……」
「おい藤吉…!」
(黒い…光!何で光の色が変わった?まさか前話した多重人格?いやにしても何で今)
「藤吉郎、藤吉郎!」
「…ん?どうした?太郎左衛門」
「いや…何でもない」
(戻った?光の色が、やっぱホントに多重人格なのか?でも何だろうあの光は何かを解き放ったような?藤吉郎ではあるんだけど藤吉郎じゃないような、人格って言う光じゃないぞ)
「そろそろだな、行こう太郎左衛門」
「あ、あぁ」
「さぁ始めよう、組み立て開始だ」
「…!あれは」
「そう完成してるだろ、もう上流においてあるんだよ、これを組み立てれば城の完成だ、ついでに今敵は来ない、まさかすぐ完成する何て思わないだろうからね」
3日後満を持して墨俣城が築城された
「よぉーやったネズミ」
「ありがとうございまする」
この事をきっかけに信長は稲葉山城を完全包囲した
ある時太郎左衛門は信長に呼ばれた
「そうじゃ太郎左衛門お前を足軽小頭にする」
「え!ホントですか」
「あぁだが配下が吉太郎だけじゃダメだろう、新たに四人足軽を集めた会いにいってくれ」
「はっ!」
(いやー自分が小頭って言ってた立場になるなんて観念深いなぁーまぁ小頭とそんな話したことないけど)
目的地にて
「こんにちは、一条太郎左衛門様」
「お、君たちか新しい仲間は、こんにちは俺はって名前言ったか、でこいつが吉太郎」
「よろしく」
「信長様から聞いております、吉太郎様よろしくお願いいたします」
「よしじゃあ全員の名前を教えて」
「私の名前は謙吾と申します、身の回りの事は任せて下さい」
「あ、で俺が寅七と言います」
「こんちわー俺は与六っす、情報関連や汚れ仕事は任せて、俺元忍者だから」
「で俺が助八です」
「皆よろしく…じゃあ急だけど言いたいことがあって」
長くなるのでここは飛ばす、まぁ話した事は目的と光の事である
「長くなってしまった、ごめん」
「いや大丈夫です、その目的と前に進む力、感服致しました」
「ありがとう謙吾じゃあ君達の事に対して聞くけど大丈夫」
「はい」
「じゃあ謙吾君に関しては聞くことがないから俺の槍持ったりとか武器運びしてくれる?」
「はい幾らでも」
「ありがとう…与六、元忍者だって言ったけど何で辞めたの?」
「伊賀忍者って知ってます?俺そこの一族だったんですけど信長様に仕えるから武士になったんです、でも今でも忍者がやる事は何でもやれます」
「じゃあ隣にいてくれると頼もしいな」
「あぁいえそれは無理です」
「何で?」
「俺は武士であり旅人、大体は旅に出てますまぁでもいる時に呼べば絶対来ますから」
「自由人なのか、まぁいいや」
「じゃあ旅に行って来まぁす」
シュンッ
「早い、早いなまぁいいや、寅七君多分槍で強いだろ、やりたい事は俺の命令に背かない限り何でもしていいよ、俺よりもあるその身長強さを期待してるよ」
「はいっ」
太郎左衛門の身長は174cm戦国時代では少し高い方である、寅七の身長は195cmであるそして体もでかいこれは力を期待できるであろう、補足だが吉太郎は168cmで謙吾が170cm、与六が165cmで助八が173cmである
「…で助八君何ができる?」
「俺は技です」
「技って?」
「寅七は力による攻撃ですけど俺は技による攻撃をするんですよ、長く戦える技だったり、一撃で決着をつける技だったり色んな技を使います」
「おぉそれは凄い…よし集まったしさぁ稲葉山城攻略の為戦うぞ」
「小頭その必要はないと思いますもう戦は終わってます」
「え?」
「おい知らなかったのかよ太郎左衛門、斎藤龍興が逃げたからもう終わってるぞ」
「へ?」
稲葉山城の戦い終了
「殿稲葉山城攻略おめでとうございます」
「藤吉郎次に行くぞ…その前に」
「その前に」
「この城を今から岐阜城と言う名にする」
「おぉ流石殿仕事が早い」
信長が岐阜城を攻略してから一年が経った、信長はこの戦の後本格的に天下統一を進めていった、また幕府再興の為天下布武の印を使い始めた
「藤吉郎、太郎左衛門これからある人に会う、近くにいてくれ」
「はっ」
「これは、重要事だ天下を変えることだ、くれぐれもバカな事はするなよ」
「信長様到着したようです」
「入ってくれ」
ガラガラ
「初めまして明智十兵衛光秀と申します」
舞台は変わるもう引き返はせない、待ち受けるのはすれ違う思惑そして裏切り、信長と秀吉そして家康の運命は変わる、新たなる波乱の先で天下を制するのは…
「明智殿待っていてくれ、準備はすぐに終わらせる、さぁ始めようか平和の為の戦いを」
一条太郎左衛門の物語の一つの章がそして信長、秀吉、家康達三英傑の序章は終わった
平和の為の天下を変える戦いが始まる
と言う事で第1章終わりです、次回から天下統一の戦いが始まっていきます。
お楽しみ下さい