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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君の横顔に恋してる。

作者: 5歳女児

私には好きな人がいます。

そして、それがかなわないことも理解しています。

私は同じクラスに通うイケメンの山岸君が好きです。

彼のクシャっと笑った顔は、世界で一番美しくて、それにひとめぼれをしました。

私はブスだし、友達もいません。

この恋が成就しないだろうということを、初めから悟っていました。

それでも、彼がほかの女子と楽しそうにしゃべっているところを見ると、どうしようもなく胸が締め付けられます。

彼と日直で同じ班になった時は、とてもやさしく、私の目を見て話しかけてくれました。

でもわたしは恥ずかしさのあまり、目をそらしてしまいました。

私には勇気もありません。

今日はバレンタインデーです。

私は彼に渡す用のチョコを手作りし、準備しました。

この日のためにお化粧やおしゃれを頑張ってきました。

それでも彼は間違いなくわたしには振り向いてくれません。

彼はおそらく彼の幼馴染の松岡さんに恋をしています。

彼は松岡さんにだけ、とびきりの笑顔を見せるからです。

私は偶然、今日松岡さんが山岸君に告白することを女子トイレで耳にしました。

私の恋は告白する前に終わります。

神様、私は一度でいいから私に向けられた山岸君の笑顔を見たいです。

私に笑いかけてくれるだけで十分です。

私の願いはたった一つ、彼の横顔じゃなく、こっちを向いた顔に恋をしたい。ただそれだけです。

でもそれももうかないません。

たった今、松岡さんは山岸君に告白し、山岸君は二つ返事でOKしました。

それでも私は山岸君が好きです。

おめでとう。山岸君。

私の知らないところで幸せになってください。

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