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26 我のちょっとしたダンジョンデート

繁忙期にて朝9時から夜10時まで週6で連日勤務とかいう日常となり全く更新できませんでした。(残業するなよって話、まぁただでさえ人手足りないから申し訳なさで残業するんだけども)


繁忙期終わるまで更新せず仕事に集中したいと思います。


ブックマークとかしてくれると繁忙期を乗り切る気力が溢れてきますので応援お願いします。(リアルガチな話)










正直な気持ち仕事辞めたいw

 戦闘が巻き起こったダンジョン内に静寂が生まれる。


「…………。」


「……え、喋った!?」


 どうやらまずそこから話が始まるらしい。


「うむ、だからな? 俺はここのモンスターを狩り尽くしにきたのだ。


で罠踏みながらでも進むつもりではいたのだがお前が罠の扱いに慣れてそうだから誘ったのだ。」


 我は1から説明し直した。


「……。」


 再び訪れる静寂、どうやら死ぬ覚悟決めて腹括って一矢報いろうと一生懸命戦っていたところ、そもそも敵ですらなかった事実に飲み込めないでいるようである。


 なので銅階級の冒険者プレートを投げ渡す。


「……あ、」


 ようやく状況を理解したようで地にへたり込み仕舞には泣き始めてしまった。


 泣き止むまで座って待っておくことにする。


 ややあって目元を腫らしたシーフと話し合い始めた。


「俺はフラフォン・プルツンソン!


見ての通りの銅階級で冒険者させて貰っているまぁ一介の悪魔だな。


ここには掃討依頼で小遣い稼ぎに来ただけである。」


「私はキトラッシュ・ゼノ・キルヴァラーよ。キトラって呼んでね。


えぇとあの、毒大丈夫? トラバサミの歯に神経毒仕込んで……。」


 キトラというのはあだ名で本名はキトラッシュというらしい。


「全く問題ないから安心したまえ。


こちらこそ済まなかったな。


外す時面倒だったので壊してしまった。」


 見るからに唖然としているがそんなに驚くことであろうか。


「素手でステンレス合金のトラバサミを歪ませるって……。」


「いや悪魔ならそれくらい。


でこのダンジョンだけでいいから一緒に冒険してはくれないか?


トラップバキバキ壊し進まずにいけるならそうしたいのだ。


まぁトラップ如きで俺は止まらないが破壊行為には変わらないのでな。


気が引けるというかなんというか。」


 話が逸れすぎているので元に戻す。


「え、あ、あぁ私死んでることになってるだろうなぁ……。


うん、いいよ。よろしく。


あ、でも報告時には一緒についてきて欲しいかな。


あたしはユニクルの街で冒険活劇者やってるから。


ゾーゾーからだと東側の隣町行って汽車乗ればいけるかな?」


 行ってくれるだけでなくアフターサポート付きである。


 いやまぁアフターサポートは我がやることなのだが。


「では早速いくぞ。」


 キトラと臨時パーティを組んでのダンジョン攻略が始まった。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


 只今地下6階層目、魔物は一層につき20体くらいで合計数は100をちょうど超えたあたりだった。


 全部相手の頭へ両手を合わせて潰すだけで完勝である。


「ついてきてって言われたけど罠解除以外やることないのね。


なんで筋肉タイプのあんたがピッキングできんのよ。


これじゃあシーフじゃなく斥候兼罠師じゃない。」


 キトラは戦う我の後ろで棒立ちしながらそう呟いた。


「ふぃー終わり終わり〜。


ん? どうかしたか?


あ、捌くの手伝ってくれたまえ。」


 捌く手際は流石熟練のシーフだけあってとても早く的確である。


「捌くことくらいでしか勝てなさそうね。


罠だってわざと踏んだ時降ってきた矢肉体に弾かれて刺さってないし……


髪の毛でピッキングしたり1キロ先索敵したり両手を合わせるだけで瞬殺したり……いやいらない子じゃんこれ。」


 本人はそう自虐しているが彼女がいるとペースは間違いなく早かった。


 火葬までの手際の良さにより素材を剥ぎ取っても尚余裕があるのである。


「俺1人では討伐証明部位だけ切り取って後は火葬しかできないのでな。


とても助かっている。


キトラ自身が剥ぎ取ったのは売って小遣いにでもするとよい。」


 倒れているブルウルフの死体から顔を上げ白い目線を浴びせてくるキトラ、何か言いたいようだったがため息1つ吐いて剥ぎ取り始めた。


「あのねこいつらね。あたしたちが撤退を決めるきっかけになったやつなのよ。


あたしたちの目的はダンジョンのマッピングとあわよくばダンジョン攻略だし狼系が多いことがわかったから撤退して準備を整え直すことにしたんだよね。


まぁダンジョン専門の冒険者やってるんだから当然っちゃ当然だけど。


でブルウルフのカゲにボコボコにされたのにそのブルウルフがたった1人の銅階級にボコボコにされてるのを見るとまぁ思うところあるよ。


……って聞けぃ!」


 我輩の視線は通路の壁へと向けられていたから怒られてしまった。


 五感による索敵によって完全密室を見つけたからである。


 音のおかげでわかったがわからなければスルーしていたであろう。


「なぁ、多少なら壁、壊しても良いだろう?」


 我はニヤつきながら振り返った。


「え、何を!?」


 この辺で秘密の隠し部屋(密室)へといく手段は見当たらない。


 ならば上から落ちる場所があったと考えるべきだろうが何階層にあるかも検討がつかない。


 なので……せい! という掛け声と共に壁をぶっ壊した。


「……。大斧すら弾くダンジョンの壁を粉、砕? 素手で……。


ん? 素手!? なんで素手でサラちゃん以上の火力出してんのあんた!」


 キトラは驚いているが全力戦闘すればダンジョンなど跡形もなくなるだろう。


 そのため我はギルドより釘を刺されている。


 壊れた壁の奥に現れた簡素な部屋には宝箱があった。


 いやむしろそれしかなかったのである。


(なんだこの部屋は……。


唯一の宝箱には鍵すらない。


中は……石? まぁ良いか貰えるものは貰っておこう。


え、これだけって何のための部屋なんだ……。)


 石を腰巻のポーチへと投げ込み部屋を出る。


「中には石しかなかった。


何もなかったしさっさと奥へと進もうではないか。」


 既に興味が削がれてしまっていた。


 どこか遠い所を眺めているかのようなキトラを連れて我は更に進む。


 8層目、ここから魔物の数が急増した。


 一層につき20体前後だった敵の数は8層クリア時点で50に跳ね上がったからだ。


「数増えても攻略速度が変わらないってなんか色々複雑だわー。


あーうんここまで無双されると何というか暇ね。」


 数が増えたことにより我の戦闘スタイルも少し変化した。


 今まではダンジョンが傷つかないようにするために殴るのではなく手を合わせる際に獲物を両手に挟み込むように手拍子感覚で倒していたのだがそれすら億劫になった結果力加減はデコピンが最適という結論に至ったのだ。


「ふん♪ふんふーん♩


ふんふふーふふんふん♪」


 愉快な鼻歌交じりの血塗れたダンジョン攻略、10階層に辿り着いたことで終わりが見えていた。


「ほぼ1人、無傷でボス部屋まで来ちゃったよこの人……。」


 6階層以降もはや白い視線しか浴びせられていないがまるで悟ったかのような口調である。


 ただ1つ訂正だけさせてもらう。


「人ではない、悪魔だ。


ボスってことは強いのか?」


 目線で何かを訴えてきているが我関せず尋ねた。


「常人には強敵だけどあなたには雑魚なんじゃない?


人間の感覚で考えると虫と犬くらいの差はあると思うよ。


いややっぱ虫のままかもしれない。」


 もう比較なんて宛にならないことは嫌というほど思い知らされているキトラッシュにとってこの発言は戯言でしかなかった。


「虫、人間にとって触れぬ者が大半ではないのか?」


 聞き返すと再び白い視線を浴びせてきた。


 解せぬ。


 我がなぜそんな白い視線を浴びせられなければならないのか尋ねようとした時、まるで逃げるかの如くキトラがボス部屋の扉を開くのであった。

面白いと錯覚を起こされたり次話気になる症候群に陥った方はブックマーク、または↓下にある☆☆☆☆☆を適当にタップして下さい贅沢は言いませんのでタップだけでも是非。


次回ラスボス(ダンジョンの)


その後ダンジョンで出会ったパーティメンバーとあって話して仲間増えて戻ってアルフレッド正式に仲間に加わって初のパーティ依頼で初の調査依頼に挑戦した先でさらに仲間増やして一章終了ですかね。


先は長いですのでどうぞお楽しみに(しばらく更新できないやつのセリフ)

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