表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

戦闘試験

大きな扉の前についた。銀色の甲冑に身を包んだ二人の男がいる。


「用件は?」

低い声でそう聞いてくる。

「試験を受けに来ました」

「これを持って入れ」


紙切れを渡され広場の方へ通されていった。


中にはすでに人がたくさんいる。もらった紙切れには201と書いてあるので受験番号だろう。ということは200人はすでにいることになる。まだまだやって来るはずだ、それを証明するかのように、門からは次々に人が入ってきている。


……三十分くらいたっただろうか、門が閉じられ人が奥の建物から出てきた。


「みなさん初めまして。私はここの学長、リンディールです。今日はよく集まってくれました。この学校に入ることができたら、たくさんの事を学び習得することが出来るでしょう。日頃の努力を活かし、合格目指して頑張って下さい。それでは……」


リンディールと名乗った女は、簡単な挨拶を済まして、奥へと消えていった。


次は試験官らしき人が数人出てきた。


「それでは、試験を始めていきます。今回、試験人数は1182人です。まずは、戦闘能力を試験します。戦闘能力試験では、こちらで準備した模擬ロボットと戦ってもらいます。促進(ブースト)のみ使ってもらってもかまいません。では、1番から順番にこちらに来てください。」


「はいっ!」


元気よく一人の青年が前へと出てきた。


「ロボットの破壊又は戦闘不能状態になるば試験通過です、逆に戦闘不能にさせられた場合、降参などが不合格条件となります、それでは、開始!」


合図と共に青年が走り出し、ロボットに接近する…拳が当たる瞬間に繰り出した拳は空を切った。ロボットが高速で動き出したため、当たらなかったのだ。高速で動いたロボットはその勢いを使って青年に体当たりした、超高速のスピードを攻撃に上乗せしているからか、青年は大きく飛び、そのまま地面で気絶してしまった。


「1番、戦闘続行不可能と判断し、不合格!」





しばらくたった、これだけ人数がいれば仕方ないだろうが、なかなか自分の番が来ない。ロボットは飛行型で人の頭程度の大きさで、見た所素早い。ロボットに勝てた場合、この試験を通過できるようだ。促進(ブースト)と呼ばれているものが、ゴブリンやアルナが使って来たあの魔法のようだ。

「201番の方」

アルナが呼ばれた。


スタート位置につき、ロボットと向かい合う。


「それでは、開始!」



合図と共にロボットが高速で移動し飛び回る、アルナもすぐに足と手に促進(ブースト)をかけ、高速でロボットに接近し…強化した手で素早く破壊した。


「…っ!に、201番ロボットの破壊を確認、通過」


審判の人が、声を少し詰まらせながら、アルナの通過を告げた。



戦闘能力試験合格者が集まる部屋に通された。部屋には30人くらいいる、しかし、あの人数だこの部屋だけとは限らないので、戦闘能力試験が終わるまでは通過者が何人かは分からないだろう。しばらく待って、ようやく戦闘能力試験は終了した。


戦闘能力試験合格者は320人

毎日投稿です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ブックマークに登録させていただきました。今後とも更新頑張ってください。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ