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大団円

光が消えたところに




もう




ルシファーの姿はなかった…




リルとミリアがアルナの元へ駆け寄ってきた。


「やったわね!倒したのよね?」

「あー、跡形もなく消え去ったよ、二人がすぐに作戦を実行しててくれたおかげで、無事にな」


アルナが多数の分身を出したとき、本当の目的はリルとミリアに作戦を伝えることだった。分身を二人の元へ向かわせ、作戦を伝えたのだ。




「アル君が魔抗石を入れられた時は本当に怖かったんだからね!分身を出してきた時には、もしかして魔抗石が効いてないのかもって思ったけど…」

「悪かったって、演技でもしないと油断をしてくれそうに無かったからな」

「じゃあ、魔抗石を入れられた時に魔力が一気に落ち込んだのも、わざとなの?」

「ああ、あれも魔抗石がちゃんと効いていることを示すために、魔力を消したんだ」


魔体祭で魔抗石を入れられた時、こんな状態にされた場合、どんなに強くてもこれではどうしようもない、と思ったアルナは魔抗石の対処法をずっと考えていたのだ。

結局はDNA自体に魔抗石の効果を打ち消す術式を刻み込むということを行った。


「リル!ミリア!下の部屋へ行ってリンディール学長に会いに行こう、魔力の感じ的に戦いは終わっている…」



アルナとリルとミリアはリンディール学長がグリオンと戦っていた部屋へと向かった。


部屋へと付くと、気を失って、多くの傷を受けた学長が壁に座り込んでいた。すぐに治癒魔法で回復させる…すると、すぐに目を覚ました。


「リンディール学長大丈夫ですか??」


リルとミリアが同時に心配の声をかける。


「………終わったのですね…流石です、あのルシファーを倒してしまうとは…」

「学長もあの魔獣を倒しているじゃないですか」


会話を終え、城の外へ出ると生徒達と先生方が待機していた。事のあらましを聞いた皆は、あちらこちらで歓声をあげている。


そして、学長が喋り始める


「みなさんのおかげで、ルシファー及び魔獣達を倒すことができました、これで平和が訪れるでしょう!


さぁ、帰りましょう…私たちの学校へ」




魔方陣を通り、学校へと帰って来た。壮絶な戦いの後のため、とても久しぶりな気がする…。


学校へと帰って来た皆は、家へ帰りゆっくりとするように言われた。

アルナ、リル、ミリアも寮へと帰った。さすがに、今日はアルナの部屋にリルとミリアは来なかった。



戦いが終わってから、数日…

授業も再び始まり、最初の休みの日だ。

あれから、学長や先生方は授業に加えて魔獣達を倒したことによる書類関係で忙しそうにしている。


「アル!!早くこっちに来なさいよ~~!」

「早くっ早く~~~」


二人が俺を呼んでいる、なんとも清々しい顔をしている笑


「あー、今行くよっ!」


小走りで、リルとミリアの元へと向かう。


「そういえば、前に遊びに行こうとした時は魔獣が攻め込んできたわね」

「うんっそのせいで、何もできなかったもんね、だから今日はいっぱい楽しまなきゃ!」

「そうだな」

「あっ!あそこ!すっごい可愛い服がある」

「隣の服はかっこいいし、アル君に似合いそう」


二人が走ってその服がある店に向かっていく、俺もすぐに付いていく。


「ほらっ可愛い!あっこっちの……も可愛い……だよ………………」

「本当だ!あ、これもアル君に似合いそう……してる………………」

「そんなに似合いそうか?あー、でも……………かな笑……………………」

「……………………………」









魔獣との壮絶な戦いが終わり、世界には平和が訪れた。

この平和がいつまで続くかは分からない、ずっと続くかもしれないし、すぐに終わりを迎えるかもしれない。

しかし、アルナやリルやミリア、他にも強い者達はたくさんいる。

何かあっても、皆で対処していくだろう。

協力していくことが大事なのだから…。
































「あっ!言い忘れていたことがあった!

皆が()()()()()()()()おかげで、魔力に力がこもったよ

()()()()()!!」

「ちょっとアル!誰に向かって言ってるの??」

「なんか、変な人みたいだよ??」

「何でもないよ」

これで完結です、ベタベタな展開にしたつもりですが、ここまで呼んで頂きありがとうございました!

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