表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代版 光源氏物語  作者: mimuka
5/40

5

「んもう! こっちよ!」


彼女に腕を捕まれ、移動した。


そして彼女は人だかりに向かって、声を張り上げた。


「ちょっとどいて! 藤壺さんが見えないじゃない!」


うえっ!?


彼女の出した声に驚き、全員がこっちを見た!


「藤壺…って、あのコが…」


「…そうなんだ」


しかし何故か視線がおかしい。


声を出した彼女ではなく、わたしを見て、みんな変な顔をしている。


「さっ、見て!」


彼女に言われ、わたしは前に歩いた。


そして人事異動の紙を見て………絶句した。


そこには、こう書かれていた。


【人事異動 事務→秘書 藤壺ゆかり】


「えっ…秘書? 人事異動? …わたしが?」


思わず自分を指さし、彼女の顔を見ると、険しい顔で頷かれた。


「そう。藤壺さん、あなたは今日から秘書課に転属です」


「えっ…へっ……はああああ!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ