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現代版 光源氏物語  作者: mimuka
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普段は自信に満ちた彼の表情が、今は不安げになっている。


思わずわたしの心も揺れる。


「俺はゆかり、お前のことを愛してる。だからずっと俺の側にいてほしい。これからプライベートでも、ビジネスでも、ずっと俺の側にいろ」


そう言ってわたしの顔を優しく手で包み込み…触れるだけの優しいキスをしてきた。


夕日に照らされる海岸で、キスをしている…。まるでドラマのようなシチュエーション。


心臓がうるさいくらいに高鳴り、顔が夕日に負けないぐらいに赤くなる。


「あっあの、わたし…」


離れた唇の隙を狙って声を出した。このままでは彼にのみ込まれそうだったから…。


「ん?」


「きっ気持ちはとても嬉しいんですけど、わたしの気持ちの方がちょっと追い付かなくて…」


「なら、状況に応じて付いてこれるな?」


「はっ?」


いきなりいつもの自信に満ちた声に驚いて、顔を上げた。


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