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現代版 光源氏物語  作者: mimuka
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「頼りになる兄的存在です」


わたしがアッサリ言うと、彼は手で目を覆った。


「…やっぱりそう思っているのか」


「ええ。わたしにいろんなことを教えてくれましたし、いろんな世界を教えてくれました。妹のように感じてくださっているなら、嬉しいです」


わたしの今の正直な気持ちを打ち明けた。


以前よりも生きていることが楽しく感じる。これは紛れもなく、彼のおかげだから。


「あの、な。俺はお前のことを、最初は妹のように思っていたさ。13も歳が離れているしな」


「はあ…」


「でも今は、1人の女として見ている」


「えっ?」


彼は切ない眼でわたしを見て、両手を掴んできた。


「だから結婚してほしい」


「へっ? えっと…いきなり過ぎません? わたし、まだ秘書になってから三ヶ月も経っていないんですよ?」


「気付いたのが早かっただけだ。遅かれ早かれ、俺はお前に告白するつもりだったしな」



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