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現代版 光源氏物語  作者: mimuka
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「他の秘書課の方達は後から来るんですか?」


「何でだ? 来るわけないだろう? 誘ってもいないのに」


「そうなんですか? 昨日の話の流れだと、そうだと思ったんですけど」


「アイツらだってヒマじゃないだろう」


…まっ、それは言えるな。


いきなり誘って受けられるのなんて、わたしぐらいなものだろう。


「あっ、この間お借りした本、おもしろかったです。外国の本なんてあんまり読まないので、新鮮でした」


「それは良かった。まさか6ヶ国語もイケるとは思わなかった」


「学ぶのは好きです。経験値を積むことならば、もっと好きです。だから事務作業がとても好きなんです」


「欲の無いヤツだ。事業を立ち上げたら、成功するだろうに」


「そういうのは社長みたいに社交的で自信家の人じゃなきゃ、できないことですよ。わたしはそういう人の下にいたほうが気が楽で良いです」


「言ってくれるな?」


「でも本当のことでしょう?」


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