表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/18

アルバイトが来た!

朝、現場事務所に出ると電話が鳴り響いた。


「はい、石元工作所、金剛ダンジョン現場事務所ですが。」


「お!その声は和泉君だな。」


電話は社長からだった。

位置もは嫌な予感がするのだが今日はその予感が働かない。

調子が悪いのだろうか?


「早速だけどな。アルバイト雇ったから、そっちへ行かせるよ。」


人手を増やす、いい話だったか。嫌な予感がするはずはないな。


「ついでに、細井君を本社に返してくれ。彼は他に行ってもらう。」


更にいい話だ。

細井はここへきてゲームしかしていないから、丁度いい厄介払いになる。


「それじゃな。今日の昼にはそっちへ着くと思うがよろしくな。」


と言うと、社長は電話を切ってしまった。

まぁ、メールかFAXで履歴書を送って来るだろう。


パソコンを起動すると会社からメールが来ていた。

案の定、履歴書なんだが何でプロテクト掛けてないかな・・・。


事務員の長谷川さんは経理もやっているはずなのにプロテクトとかの知識が全くない。

メールの添付ファイルにプロテクトを掛けようものなら、

「面倒だから外して送ってください。」

と電話でかかってくるのだ。


“個人情報”の考え方が甘い人が経理ってものなんだかなぁ・・・。



「どれどれ・・・」

と履歴書であろう添付ファイルを開く。

案の定、履歴書なんだが・・・。


「ふむふむ、“西宮はるか”女子大生か。なかなかかわいらしい子の様だな。」


(市大だし、頭は悪くないな。)

「ダンジョン探検者免許は・・・とりたてか・・・。」


(まぁ、製品のテストだから問題はないと思うが・・・兵庫とセットに鍛えるか。)


履歴書を見ながら今後の方針を考える。




「おはようございます。」

そんな時、兵庫が出社した。

だが何か態度がおかしい?


(妙にソワソワしているな・・・。)


窓の外を見ていた兵庫が扉を開けると


「おーい。こっちこっち。」


兵庫に呼ばれてた人物がやって来た。


「はじめまして。

わたし、今日からここでアルバイトをする西宮と言います。

探検者になったばかりの初心者ですがよろしくお願いします。」


「よろしく。俺は和泉。

始めは西宮さんや兵庫君の訓練や指導をすると思う。

ダンジョンに慣れてきたら、いくつか製品のテストをやってもらうつもりだ。」


「はい。ご期待にそれるよう、頑張ります。」


と挨拶が終わったところで、兵庫が


「彼女とは探検者免許訓練場で知り合ったんです。

和泉さん、以前から人手が欲しいと言ってたし、細井さんはアレだから・・・。」


「そうか、それは助かる。」

確かに、兵庫の言う通り人出は多い方が様々なことで有利になるだろう。


「よし、じゃあ今からダンジョンに潜るか。」


「え?今からですか?

何も装備を用意してませんよ。」


「この間、ホブゴブリンを対して手に入れた短剣二本があるだろう。

後、攻撃する方が盾をもっておけ。」


そう言うと兵庫は渋々、用意している。

対象に西宮さんは乗り気の様だった。


「そう言えば和泉さんこの盾、どんな効果だったのですか?」

兵庫が盾を持ちながら訊ねてくる。


「通常状態で10%のダメージ減少(ALL)、防御態勢で50%になる。」


「ええ?結構、すごい盾何じゃ・・・?」


「うーん。基本防御力が無いから、実はあまり価格は高くない。」


盾はダメージ減少が大きい物の通常の防御力がほとんどない為、使えても15階層までの盾なのだ。


「でもまぁ、初心者の防御用としては結構いい物だそうだ。」


ネットで得た受け売りで俺はそう答えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ