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ゲームの世界が現実に

まずは異世界での話が続きます。

学は小学生の頃からずっと虐められてきた。

中学二年生なったとき、不登校になってもう1カ月も学校へ行っていない。

部屋でずっとゲームをやって現実逃避をする日々が続いていた。

ある日、オンラインゲーム「アナザーワールド」を見つける。


「このゲームは冒険者が魔法の国を旅するファンタジーRPGです。

 気軽に遊べるゲームモードと難易度の高いリアルモードの切り替えがいつでもできます。

 ただし、リアルモードをプレイするにはゲームモードでレベル10以上になることが必要です。

 リアルモードでは見たこともない美しい世界へあなたをいざなうでしょう・・・か」


学が美しいグラフィックスに惹かれゲームを開始する。

「ゲームモードでこんだけ綺麗なのにリアルモードってどんだけだよ」

ゲームスタート時は金もなければ武器もない。

町から出て近くいた弱そうなモンスターを狩ってみる。

一撃でやられた。


「強っ」


死んだら町の復活の場所で生き返った。

町をうろつくとモンスターと戦う以外にもクエストでゴールドが稼げることがわかった。

「まずは武器だな」

クエストをいくつか受けて稼いだゴールドで安いナイフを買う。

再びモンスターと戦うが、一撃でやられた。


「難っ」


町で情報を集めるとキラーラビットが初心者でも狩れるらしい。

またクエストをこなし、キラーラビットに有効だという弓を買う。

キラーラビットに矢を当てれば一撃で仕留めることができる。

ただし、キラーラビットは動きが素早く当てるのが難しい。

しかも気付かれると襲ってくるので、そっと近づき一撃で倒すのが望ましい。

何度も失敗してようやく一匹倒すことができた。

獲得経験値1ポイント。

ステータスウィンドウで確認すると次のレベルまで9999ポイントとある。

「無理ゲーだわ」


学はゲームを投げ出した。

しばらく他のことをしていたが、リアルモードが気になってしょうがない。

ゲームモードをプレイしたわかったがとにかくグラフィックスが美しい。

NPCの女性キャラがセクシーなのも気になる。

これがリアルモードだとどうなる?

エロ心も手伝ってゲームを続けることにした。

ゲームはめちゃくちゃ難しいがつまらなくはない。

レベルが上がらなくとも、強い武器を買いパーティを組むと強い敵を倒せた。

この激ムズ設定のせいか他のプレイヤーは見つけられなかったが、NPCの冒険者を仲間にできた。

強い敵だと経験値も多く獲得でき、無理だと思ったレベル2に18時間かけて到達できた。

そして10日目にはとうとうレベル10になった。


「やりました。いよいよリアルモードだ」

学がリアルモードに切り替えた瞬間、学は町の中にいた。

「あれ、どうなってる」

学は混乱したが、ここは見覚えがある。

ゲームの中の町だ。

次回予告

ゲームの中の町へ転移した学は町で絡まれいる少年と出会う。

少年を助けようとするが、魔法が使えない。

いきなりピンチかも!?

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