告白? その1
なんか……最後に刹那がとても痛い子になります。
昼休み中
昼食を食べ終わると
「////あ、あの刹那君」
「……なんだ?」
名前も知らない女子がやって来た。
「これ!!受け取ってください。」
そう言って手紙を渡してくる。
「受け取るのは良いが顔が赤いぞ……大丈夫か?」
「////だ、大丈夫でひゅ、か、噛んじゃった……」
「……(可愛いな。)」
噛み口調、チビッコ、貧乳ポニーテール
ツボ押さえてやがる……
「では!!」
そう言って去っていく。
「刹那〜何もらったの?」
ニヤニヤしながら聞いてくるな総一郎
「……手紙だ」
「まさか、恋文?」
キラリ
そんな効果音が聞こえて来そうなぐらい目を輝かせるな
第一あんな可愛い娘が俺みたいな無口、オタク、シャイの三拍子揃っている俺に恋文なんか送るか
「……違う」
「え?じゃあなに?」
これは間違い無く
「……果たし状だ。」
ズルッ
凄いな総一郎
良くそんな漫画みたいな転び方出来るな
「刹那……君はもっと女心を勉強したほうが良いと思うよ……本気で」
「…椿に対していろいろやっているお前に言われたく無いな」
「その意見僕は総一郎に賛成かな?」
彰……お前
「……居たのか?」
「最初から居たさ!!」
まぁいい。
とりあえず…
「……読んでみるか」
え〜となになに
《いきなりのお手紙すみません。しかしどうしても伝えたいことがありまして。あの……今日の授業後に1ーBの教室に来てもらえませんか? 鈴波 絆》
ほら見た事か
果たし状じゃないか
「どう見てもラブレターじゃない。誰から貰ったの刹那」
「……椿、のぞき見は止めろ。後これは果たし状だ。」
「刹那に果たし合いを挑む理由が分かんないわよ。」
「「ウンウン」」
お前ら……
それはきっとあれだよ。
あの……俺が無口で気にくわないんだよ
「無口って……そうね。刹那知らない人から見たら無口って言われるかもね。」
「……ねぇ椿?」
「なに?総一兄さん」
「今刹那なにか喋った?」
あれ?
口に出して無かったか?
「目がそうやって言ってたの。」
「凄いな椿は……僕も兄さんをそんな風に理解したいよ。」
「で、刹那はこの手紙どうするの?」
「……とりあえず指定された時間に会いに行く」
「ふーん(総一兄さん、彰、分かってるわね?)」
「なら良いんじゃないか?(分かってるよ。見張れば良いんだろ。)」
「行ってらっしゃい(椿…兄さんの事になるとほんとに変わるな。)」
三人が目を合わせて頷いた。
なに考えてるんだ?
とりあえず授業後までは、暇だな。
果たし合いか……
女子と果たし合いなんて……出来るのかな?
いや、もしも後に残る傷を付けてしまったら
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『良くも私に傷を付けたわね!!』
『……』
『もうお嫁に行けない!!』
『……スマン』
『責任取って……』
『……あぁ』
〜〜〜〜〜〜〜
こんな事になったら!?
そして時間は過ぎていった