パートナー
紫先生に今までの経緯を話すと
「エ〜めんどくさいよ〜。」
ズルッ
皆こけた
「普通先生って生徒の意見を尊重するものじゃ無いんですか?」
総一郎がツッコミを入れた
「そんなの私の勝手でしょ保志(兄)」
あ、やっぱそんな呼び方なんだ
「第一……ナンパなんか認めたら刹那が大変だろう?」
紫先生がそう言いながらこっちを見る
「………そうですね」
ナンパなんか俺は出来ないからな
「モテまくって大変になるのが目に見えてる。」
待て……今とてつもなく無視出来ない一言が聞こえたような……
「あ〜、やっぱ先生もそう思います?」
イヤ、だから総一郎……俺はモテないって………
「それで生徒が暴動起こして怪我をすると私が責任取らされるから却下だ。」
「それじゃ先生。兄さんがモテなくて暴動が起きなければやっても良いってことですか?」
「うーん、まぁそれなら」
彰が交渉した結果一応出来ることになったが……
「………俺はモテないだろ?」
「刹那はもうそろそろ自分のスペックを学習すべきだと思うよ。」
「保志君の言う通りだよ刹那君。」
「確かに兄さんはもう少し自分のことを理解したほうが良いよ。」
「本当ね。」
ウッ
何故だろう
皆が冷たい……
「……で、どうするんだ?」
「そりゃナンパがダメなら当日じゃなくて事前にパートナーを決めておけば良いんじゃない?」
え?
「そ、それにしましょう刹那君!!私!!空いてますよ!!」
「な!ズルいわよ絆!!私だって空いてるわよ刹那!!」
二人がなんか急にテンション高くなったな
何故だ?
「ちなみに私も空いてるぞ。」
「「紫先生!?」」
先生……
ん〜じゃあ
「………紫先生お願いします」
「……冗談のつもりだったんだが悪い気はせんな。年上のお姉さんに任せときなさい。」
こうして俺のパートナーは決まったんだが……
「刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み刹那君は年上が好み……」
絆がこわれたり
「そんな……刹那の考えてる事が分かんないだなんて………あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないありえないありえないありえないありえないアリエナイアリエナイアリエナイ!!」
椿まで壊れてしまった……
先生は先生で
「刹那のパートナーか……フフっ////当日が楽しみだ。」
「何このカオス……」
「さぁ?ただ原因が兄さんだってことは分かるよ。ネッ総一郎。」
「ああ」
俺のせいなのか?