活動
「祭りをしよう!!」
「「「「…………ハイ?」」」」
どうもこんにちは
無事に会長に当選した刹那です。
なにか総一郎がいきなり変な事を言い出しました。
「………総一郎、いきなり何を言っている?」
「だから祭りだよ。分かる?英語で言えばfestival」
「何で英語?」
「理解しなくても良いのよ彰」
「クッ……椿が冷たい………だが!!僕は祭りがしたい!!」
椿に冷たくされながらも自分の意見を曲げない総一郎
「で、でも祭りってどんな?」
絆が総一郎以外の皆の心の声をぶつけた
「──フ……それは…」
「「「「ゴクッ」」」」
息を呑む音が聞こえるほど静かになる。
「コスプレ祭りだ!!」
何処かの小学生名探偵のように指を指しながら宣言する
「……コスプレ」
「祭り……」
「ってなんですか?」
「…………」
全員が総一郎に説明を求める
「簡単さ。ただ皆でコスプレをしてパーティーをするんだ。勿論催し物も開催するけどね!!」
「………その催し物とはなんだ?」
「生徒会メンバー全員で……ナンパをするんだ!!」
「「「「はっ?」」」」
ナンパ?
「このっ、バカ兄さん!!そんな事出来るわけ無いでしょう!!」
そうだそうだ!!
もっと言ってやれ椿!!
俺みたいなシャイ野郎が実際の女の子に声をかけられる訳が無いだろうが!!
「もしも刹那がナンパに成功したら!?いや……刹那なら必ず成功するんですよ!!そうなったらどうするんですか総一兄さん!!」
いや、ナンパは成功しないだろ
……自分で言ってて悲しくなるよ………
「どうしたの兄さん?そんな隅っこで黄昏て?」
「彰……少しな……」
彰が心配して声をかけてくれた……
済まないな
この前お前の部屋でエアガンを584発も撃ってしまって……
掃除が大変だっただろ?
「ともかく!!この祭りは中止です。やりません」
「そうです。そうです。」
まだ諦めないのか総一郎……
よく椿と絆相手にあんな粘れるな……
「クッ……確かに刹那がナンパに成功する確率は100%だと言って良いよ。だが君たち二人はデメリットしか見ていない」
「デメリット?ならなにかメリットがあるんですか?」
「保志君、それだけ言うんだから私たち二人が納得する理由があるの?」
「フ……当然だ。ちょっと耳を貸してくれ」
三人で内緒話を始める
「何を話してるんだろうね。兄さん」
「そうだな」
一体なんなんだ?
side 総一郎
顔を近づけて話をする僕たち
「で、総一兄さん……メリットって?」
「まぁ少し落ち着きなよmysister」
「何故に英語で話すの?」
「絆ちゃん……気にしちゃダメよ」
「良いか?この祭りはコスプレをしながらやる祭りだ。」
「「フンフン」」
「つまり一日中コスプレをしていなくてはいけない。そして……」
「「…そして?」」
二人がさらに顔を近づける
「最近の刹那はコードギアスにはまっているらしい」
その言葉にピンッと来たのか椿が
「──ッ!!まさか!!」
「そう……一日中刹那はゼロのコスプレをするはず。つまり普段は制服で見えない刹那の体のラインがはっきり見えるんだ!!」
「えぇっ!!」
絆ちゃんと椿は理解したのか
「……しょ、しょうがないわね。一日中コスプレをしていなくてはいけない祭りだもんね」
「そ、そうだね。ふと体のラインに目がいっても仕方ないよね。あ、カメラマンさんも呼ばなきゃ。」
フッ……墜ちたか……
side end
ようやく内緒話が終わったのか三人がこっちにやって来る
「……中止か?」
「中止でしょう。当たり前のことだよね?」
彰と聞いてみると
「何を言ってるの二人とも?」
「「へ?」」
「やりますよ……コスプレ祭り」
「なっ!?」
一体あの内緒話はどんな内容だったんだ?
「フフフ……刹那のゼロ刹那のゼロ刹那のゼロ……」
「刹那君の体のライン………///ハウアッ!!」
本当に何が合ったんだ!?
「禁則事項だよ刹那☆」
総一郎がいい笑顔を向けて言ってきた
今日の活動
コスプレ祭りの企画
次回……全く今回の話と繋がりは無いけどとあるパーティーゲームをします。