コンビニにて
前回のあらすじ
彰と最後のプリンを巡って争った刹那
しかし刹那はその勝負に負けてしまった。
そして自分の分のプリンをコンビニに買いに行ったらなんとメイドが現れた。
さらにそのメイドは同じ学校の女子生徒の石原 蘭だった。
「で、どうこのメイド服?似合ってる?」
「………まぁ似合ってると思うぞ。」
「良かった。ご主人様にそうやって言ってもらえて。」
そう言って喜ぶ蘭
なんで俺がご主人様なんだ?
「…お蘭…お前……客に対してすべてご主人様なんて言っているのか?」
ダメだぞ勘違いする変な男が最近多いんだから
「この格好で迎えることはするけどご主人様なんて言って無いよ。君にだけ。」
なんで俺だけ?
まぁ良い
だがなぜ
「……コンビニにメイドなんだ?」
「店長に頼んだら良いって言ったから。」
「なぜ店長に頼んだ?」
「メイド服を着たかったから。」
「……ならメイド喫茶でバイトしろよ」
そう言うと指をふって
「チ・チ・チ、分かってないな刹那君は……メイド喫茶にメイドがいる。これは当たり前」
まぁメイド喫茶だからな
「だけどコンビニにメイドがいる!!これは斬新な考えじゃない?」
「……奇抜ではあるな。」
「でしょでしょ〜」
「……だが、」
「ん?」
「……コンビニでメイド服を着てのバイトは危険だぞ。」
気を付けろよ
「////……」
「……どうした?顔が赤いぞ?」
「////やっぱり刹那君は女たらしだ。」
「?まぁ良いが。さて、じゃあ会計頼む。」
そう言ってプリンとビーフジャーキーを買う
「ハイ、プリンが一つ、ビーフジャーキーが一つ、それにメイドの心が一つで、五百二十五円です。」
メイドの心!?
俺が何時そんなもの買った?
「……お蘭」
「冗談だよ〜金額は変わんないけどね。」
ジャストのお金を渡し精算を終わらせる。
「ここでバイトしていることは皆に内緒ね。」
「……なぜ?」
「メイド服……刹那君以外に見せたく無くなっちゃったから」
「分かった。じゃあな」
「いってらっしゃいませご主人様」
そう言って店を出ていく。
今晩の満足度
お蘭 メイド服見られて恥ずかしかったな
彰 プリン〜プリン〜
刹那 良いものを見た