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告白? その2


授業後


さて、呼び出された教室に来てみた。



のは良いんだが…



「まだ、帰りのHRの時間なのか?」



教室にはクラスメイト全員が居た


その全員が真面目に先生の話を聞いている


「……」



この空気の中一人で入れというのか……






俺には……無理だ。



第一自分のクラスの教壇に立つのにも凄い緊張するのにこんな他クラスのしかも全員に注目されるこの状況に俺が……入れるわけがない




なんて刹那が葛藤している所を総一郎達が見ていた。


「あれ、なに考えててると思う?」


「十中八九、どうやってあの空気の中入ろうか、ですね。」



「椿ってなんでそんなに兄さんのことは自信満々で答えるの?」



「決まってるじゃないですか。」



「なんで?」



「彰、それを聞くのは無粋だよ。言わなくても分かるでしょ。……それは」


「そう、愛の力!!私と刹那の愛の力!!」


「なんで二回言ったのか分からないけど……愛の力って一方的だよね?兄さん気づいて無いし……」


「その内気づいてくれます!!」


「こんな妹を見てるとどうしても刹那とくっ付けたくなるね。そして僕は桜さんと……」



「姉さんがどうかした?総一郎」



「いや、なんでもないよ。おや?動き出したよ。」


「そりゃそうでしょう。もうHRが終了しましたから。」




さて、刹那は




「……すまない、鈴波さん居るか?」



「へ、石田君?絆ちゃんに用なの?ちょっと待っててね。絆ちゃん!石田君が呼んでるよ!」



ガタッ


ダッダッダッダッ



「き、来てくれたんだ。早いね。」



「……お前が呼んだんだろ?」



「此所じゃなんだし……ちょっとこっちについてきて」



「……」


手を取られ連れて行かれる


何処に向かってるんだ?








「此所で良いかな?」


連れて来られたのは校舎裏


やはり


「……決闘か?」



「なにか言った?」



「いや、なんでもない。……それで俺になんのようだ?」



やっぱ聞かなくちゃな



「////き、気づいて無いの!?」



「何が?」


「////普通女の子から手紙貰ったらちょっとは期待して欲しいんだけどな」



良く分からんが



「……噛まないな」



「////あ、あの時はちょっと緊張しただけだひょ!!う〜、また噛んだ……」



「……落ち着いたらどうだ。」



何か慌ただしいし



「ふぅ〜、よし!!落ち着いた。い、行くよ。刹那君」


「……あぁ、覚悟は決めた」



殴られる覚悟を……



「////へ?まだ何も……い、良いやこのまま。」




「////せ、刹那君!!私と……付き合ってください!!」


へ、付き合う?



「……何処にだ?」



アニメイ○辺りなら喜んで付き合うんだが……



「////違います!!私は貴方が好きなんです。お付き合いしてください。」



「………え?」


お付き合いってあれ?


あの最終的には男女の営みをするかもしれない、あのお付き合い



いや、まてまて俺



こんな無口でオタクでシャイな俺にこんな可愛い娘が付き合ってくれなんて言うわけ無いじゃないか



「////あの……ダメですか?」



上目遣い+涙目=最強コンボ



グハァ!!



やられたぜ



だけど……



「……悪いなその今はお前のことを余り知らないから」



「そうですが……ごめんなさい。やっぱいきなりは迷惑でしたよね。」


だから……



「……友達」



「へ?」


「友達から……始めないか絆?」



「ハ、ハイ!!」




こうして、とりあえず落ち着く刹那でした。



すると



「じゃあ僕も友達だね鈴波さん」



「キャア!?ほ、保志君」


「……何処から沸いた総一郎?」


「嫌だなぁ、人をゴキブリ見たいに。」


「総一兄さん勝手に行かないでよ。それと、鈴波さん?」


「はい。」



「貴女には負けないから!」



この一言は絆にも通じたのか



「私も負けません!!」



「兄さんはモテるね。」



「彰……俺ってモテるか?」



「今日までで100%二人はおちてる。」



二人?



絆と……誰だ?



「はぁ、とりあえず鈴波さんが一歩リードかな?」




他のメンバーにも認めて貰えた絆だった。




今日の刹那争奪戦



絆が一歩リード





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