ある日の日曜日
「………おはよう。」
「あら、おはよう刹那。今日は日曜なのに早起きね?」
「………目が覚めたから」
俺は母さんに挨拶してリビングの冷蔵庫にある牛乳をとる。
「ふぅ〜ん、まぁ良いわ。今日何か予定あるの?」
「無い」
「そう」
一旦会話が切れる。
すると
「オッハヨー!!今日もいい朝だね!」
「おはよう桜、今日の朝食はホットケーキが良いなぁ。」
「母さん、朝からホットケーキは重くない?刹那、お姉ちゃんに挨拶は無いの?」
うるさい姉だ。
「………おはよう」
「テンション低いなぁ……もうちょい明るく挨拶しようよ。」
「まぁ良いじゃない。さて刹那、凛と彰を起こしてきて」
「分かった。」
これは………ミッションだ!!(刹那には日常で頼まれ事をされると何でもミッションにしちゃうイタイ子です。)
「ミッション………スタート」
俺はまず双子じゃないが同じ学年の弟、彰を起こしに行く
桜姉は朝食の準備中だ
コンッコンッ
ドアをノックする
「………彰、朝だ」
返事がない
寝ているようだ
コンッコンッ
もう一度ノックする
「………彰……朝だ。起きろ」
返事がない
まだ寝ているようだ
まだ凛を起こさなくてはいけないのに
「………こんなところで時間を掛けるわけには……」
こうなったら最終手段しか
(刹那は最終手段とか良く言いますがいろんな方法があります)
ドアを開け中に入りベッドに寝ている彰に近づく
ガチャッ
何処から出したのか刹那の右手には黒く光る何かが握られている。
「……刹那、目標に接近……あと三秒以内に目を覚まさない場合、砲撃を開始する。」
三
二
一
バンッ
「イッ、な、何するんだ兄さん!!」
「……ようやく起きたか」
エアガンで頭を撃たれてようやく目が覚めた彰
「……ミッションをフェイズ2に移行する」
部屋からすぐに出て次のターゲットに向かう。
その後彰が聞いたのは二度目の発砲音だった