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青い出会いはとつぜんに3

おれは床にすわり、はなしをきいている……

青いゴイルちゃんは、まだおれのベッドの上だ!

「はわわ! あわッ! ご、ごめんなさいッ!

おじゃましてしまって……ずっとごめんなさいです!」


(ず、ずっと! さっききたばっかりだけど)


「あ、あの。いいんだ。それより、その。魔王?」

「はわ。ま、魔王さまですか?」

「そ、そう」


(魔王のそんざいをしらぬひとは、いないからなぁ)


「魔王は、しってるよ」とおれはてきとうにいった!

すると、

「え! そんなえらいかたとは!」とゴイルちゃん……


(ん?! どゆこと)


「あのおそるべきすがたをしるものは、数すくない!

あなたがその少数のものどもの、一員だったとはァ!」

「い、いや。その」

「むすめの私でさえ……年に数回あえるだけなのにィ!」

でもゴイルちゃんは、なにかをおもいだしたように……

「あ、そうだ。処刑されなきゃ。かえろ」とぼんやりいう……

まどから、とつぜんでようとした!

「いてて! まどが。よしッ、ぶちやぶろッ」

おれは、たちあがる……

「ちょ、ちょっとまってよ」

「え、なんですかァ?」

またベッドの上にもどる……

たっているおれは、こうあわててきいた!

「あ、あのどこへ?! いったいこっから」と!

「魔王城へ……脱走者として、ころされるために」

「え。まってよ。魔王のむす……『ファミリー』でしょ?

そ、それがそんな『処刑』だなんて……ははは」

するとゴイルちゃんは、子犬のようにうつむき……

「ち、ちがうのです……魔王城にはおきてがあって!

脱走者を見つける処刑担当者、略して『ショケタン』が」

「え。ど、どんなやつ?!」

「おおきな斧をもつ……見た目は、私とおなじ美少女系……」

青色のゴイルちゃんは、じぶんの右手をながめ……

「いまの私は、こんなだけど」とかなしくつぶやいた……

「そ、そっか……」


(でも……おれには、どうしようもなさそうだ)


「そ、そうだわ」とゴイルちゃん!

「ん?! なぁに」

「私といっしょに魔王城にきて! 『フィアンセ』として」


(婚約者ぁぁ???!! はぁあ?)


「きて、くれますよねッ」

「あ、……うんッ」


もしおれが、悪魔王の義理のむすこになったなら?!

「下剋上」(大出世)ってコトぉぉぉぉぉぉ??!!

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