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第8話階段という壁、格別の景色

その後も投薬はつづけられた。正直無理にでも口に押し込まれているのだが、つらいことだと分かった上でもケイは続けてくれた。そのおかげで、痛みと出血は少しましになったようだった。

楽になったこともあって私は家のなかで大好きな場所へ行こうと思った。暖かな窓辺から眺めるこの星の情景を見るのは私は大好きだった。ゆっくりと流れる雲、その雲が山に落とす影

時々近くに来てたわむれる小鳥たち

しかし今や二階にあがるのも私には大変だった。階段が大きな壁のように立ちはだかる。

以前ならなんの苦もなくかけ上がれたのだが

私は少し登っては休んで、少し登っては休んでを繰り返してお気に入りの場所へとついた。

簡単にたどりついた時と景色に変わりないはずなのだが、苦労してたどり着いて見る景色は格別だった。

そんな事を繰り返して、数日後、階段の中間の踊り場には柔らかいマットが引かれていた。

ケイがフローリングで小休止している私を見かねて置いてくれたのだ。私はその行為に甘えて踊り場で休んで2階に行くことを日課とした。

硬いフローリングで休むよりも柔らかいマットは心地よく、そのまま寝てしまう事もあった。

そんな時優しく体をなでてくれる手があった。彼女は自身は硬い床に座りながら優しく私を見つめていてくれた、そんな彼女にサイレントな返事をするのだった



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