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第10話貴重な時間(エピローグ)
ワイの独白
その夜エルは静かに息を引き取りました。
夜更けにどんどん壁を叩く音がして私は寝室から慌てて1階のエルが休んでいるところに向かいました。
ケイがエルの様態が悪くなったのを知らせてくれたのです。
「かひゅ」「かひゅ」と言った苦しそうな呼吸をするエルに私は、頑張れと声をかけることができませんでした。
ケイがゆっくりを頭をなでて名前を呼び続けています。やがて荒かった呼吸は穏やかなものなり、ゆっくりと目をあけて、そして顔を上げる小さく口をあけました。その後彼の体は小さく上下することもなくなりました。
泣きながらケイが最後にエルにかけた言葉は
「たくさんの時間をありがとうね。エル」
でした。
エピローグ
私は253回目の任務を終えて星に帰ってきた。
そんな中私は上司に呼び出された。話の内容は次の任務に就けと。私は断った。
こんなことは初めてのことだ。だが私は決めたのだ。時間はかかるだろうが、いずれまたケイと私2人とワイとアールの2匹での話を紡ぐのだと。




