表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

クールっ!?

クールっ?

作者: 矢枝真稀

今作では、生徒会長紅谷緋沙の視点で物語は始まります。

文化祭まで、後一週間。慌ただしい雰囲気は、生徒会のみならず、学校全体に広がっているようで


生徒会室へと続く廊下を一歩踏み出せば、何かを作る音、より良いアイデアを出し合う生徒の声が、賑やかに聞こえて来る。

そんな中、生徒会室では


「緋沙っ、ナギちゃんが脱走した!!」

「何!?総員、直ちにナギの身柄を確保せよ!!」

「「「イエッサー!!!」」」


軍隊並の統率力を誇る生徒会の人間が、逃亡したナギを捕獲すべく、血眼になって探していた


「緋沙、あんたナギちゃんの事になったら人が変わるわね」

「そうか?」


私と優は、ナギを必死になって探す役員とは対称的に、のんびり紅茶を飲んでいた。

別に私が出る必要もない。うちの役員は、ある意味精鋭揃いである。


10分後


「会長、紫月薙を確保しました!!」

「ご苦労様」

「あぅ〜・・・」


捕まったナギは、半ベソだった。


「ナギ、これは生徒会長命令だ。優、着替えを手伝ってやれ!」

「了解!」

「会ちょ〜・・・」


うっ・・・そんな捨てられた子犬みたいな瞳で私を見るな、そ、そんな顔したって、私は、私は・・・


「ハーイ!ナギちゃん、いい子だからお姉さんの言う事を聞きなさい?ち・な・み・に!あたしから逃げようったって考えないほうが身のためよ。ウフッ♪」

「たーすーけーてー!いやぁ!!!!」


パタン・・・


(・・・ナギ、許せ)


優はドSだ。そんな悪魔のごとき女帝と一緒に別室へと入った(連行された)ナギ。可哀相だとは思ったが、仕方ない。これは、生徒会全員の為なんだ。






◇◇◇◇






「お待たせ〜!ほら、ナギちゃん出て来て!!」


ようやく着替えが済んだらしい。嬉々として出て来た優とは対称的に、ドアの影から溢れ出す負のオーラ。姿こそ確認出来ないが、間違いなく、ナギだろう。


「・・・・・・」


俯き気味に、ようやく姿を見せたナギ。顔こそ手で隠しているが、なんとまあ・・・


「・・・可愛い・・・」

「でっしょー!!やっぱりあたしの目に狂いはなかったわ!」


そこにいたナギは、10分前までの学生服を着た少年姿とは違い、今は白いフリフリ付きの黒いメイド服を着た美少女姿。


「さーてナギちゃん、緋沙に向かって決め台詞!」

「え、えぇ?」

「・・・ナーギーちゃん・・・」

「あ、あぅ〜。え、えっと・・・あ、あんたの為にこんな格好してるんじゃないんだからねっ!!」


優のお仕置きがよっぽど効いたんだな。それにナギよ、ツンデレか!?いや、まぁどっちにしても・・・


「優、ご苦労様。これで今年の文化祭は、我々生徒会が1番人気になるだろう!!」

「あ、あの、1番人気になったら何があるんですか?」


あ、そうか!ナギには何にも話してなかったか


「ここの文化祭は、人気投票というものがあってな、そこで各クラス・部活・委員会やらの出し物の人気を競い合い、三日間の合計得票数で1番人気になったら、賞品が貰えるんだ」

「賞品?」

「今年はね、凄いんだよ!なんとデジカメに商品券三万円、さらにっ!!ペアの豪華温泉宿泊券!!」


ペア・・・なんて良い響き。商品券とかデジカメなんか、どうでもいい。私が欲しいのは、ペア温泉宿泊券のみ!もしも総合得票数一位になれば、暗黙の了解で温泉宿泊券は私が貰える事になっている。

となれば、ナギと二人っきりで、温泉旅行・・・い、良い。フ、フフフッ・・・ウフフフフフフッ!!


「緋沙っ!」


ビシッ!!


「アイタッ!」

「(ナギちゃんの前でしょ!しゃきっとしなさい!!)」


あ、なんかナギに、ものすごく怯えた目で見られてる。

コホンッ!イカンイカン、平常心。


「まぁ心配するな、お前は凄く可愛いんだ。自信を持て!」

「あんまり嬉しくないです」


いやぁ今度の文化祭、楽しみだな!!


「よし、そんじゃ次は緋沙の番ねっ!」

「・・・は?なんの話だ?」

「あのさ、ナギちゃんだけがコスプレして接客するわけじゃないのよ!ほら、早く衣装合わせするわよ」

「私は会長だぞ!拒否権を発動する!!」

「(ナギちゃんと温泉・・・)」

「!!!!」


優、痛い所を・・・


「さ、いくわよ!ウフフフっ!!」








いやぁぁぁぁあ!!












文化祭まで、残り一週間!

次回は文化祭本番から、物語を進めていきます。本編では、生徒会の出し物をはっきりとさせてませんが、まぁ・・・コスプレ喫茶です(苦笑)。

ナギはフリフリ付きの、メイドさん。緋沙ははたして・・・?

そして、生徒会は人気投票一位を獲得出来るのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ