ある国の民
ある二人の神様の会話である
「どうでしょうかカーネ様。これが私の国の民たちにございます」
「鋭い目をした人たちだね。彼らならばこの国を世界に轟く国にできるはずさ。良くも悪くもね」
「どうでしょうかカーネ様。これが現在の私の国の民たちにございます」
「ギラギラした目をしているね。彼らならばまたこの国を世界に轟く国家にできるよ。自分や家族を顧みないのはちょっと気掛かりだけど…」
「どうでしょうかカーネ様。これが現在の私の国の民たちにございます」
「幼い目をしているね。きっと不安や孤独を感じながら生きてきたからなんだろう。でも心配することはないさ。彼らは賢く、時には力強い人たちだからね。またこの国を活気あるものにしてくれるさ」