夜中の猫神社での出来事
マイルールで毎朝1回目だけと決め
今日の運勢を占ってるけど
今夜は(正式には日付が変わってるから明日)
もう一度タロットを引いた
『結果は
『吊るされた男(正位置)』
意味は忍耐って…
確かに当たってる、ハハハ』
私がタロットを見ていると
隣にいたルナが私に
『ねぇ、今日は猫神社に行く日よ
早く行きましょう』
ルナが私を急かすので
『えっ?でも予定の時間はまだみたいよ。
午前2時〜って書いてあるよ。』
茶々丸から貰ったお知らせの紙をルナに見せると
『ほんとね。
早く時間が来ないかしら』
ルナは気分転換に
自分の身だしなみ(毛繕い)を始めた。
私は
『ねぇ、夜中の神社って
なんだか怖いよね』と
ルナに呟くと
『リナ、怖いの?
あのコンテストもだけど
いつもの会議もだいたい夜中で
場所もここの神社だし』
と平然と答えた。
予定の15分前にセットしていた
スマホのアラームがなり
『じゃあ、行こっか』と
私とルナは玄関から一緒に出た
神社が近づくにつれ
私はルナの隣にピッタリ
くっつき歩いてると
『ねぇ、リナぁ。
怖いのはわかったけど
もう少し離れて歩いてくれる?
歩きにくいんだけど?』
とルナに注意されながら
神社の鳥居を潜ると
どこからか鳴き声が聞こえた
その声にびっくりし
私は尻尾は下にさがり
小刻みに震えながら
声のするほうをルナと見た