ボスの告白の日(数分前のルナの出来事)
あたしはお昼のパトロールが終わって
帰ろうとしてる時に
ボスに呼び止められ
近くの公園にきていた
ボスはあたしに向って
『なぁ、おいらの姿
変なとこあるか?
今日は毛並みもバッチリ
整えてきたんだぜ!
あっ!でも…
後頭部の寝グセとかないか?
いつもおいらの後頭部を撫でながら
【すごい寝グセ】ってミズホに
笑われてんだよ』と
前半部分は
勢いよく鼻息を荒くしながら聞いてきて
後半部分は
ちょっと恥ずかしそうに聞いてきた
あたしはボスの鼻息で
飛ばされないかと思いながら
『そ、そんな事ないわよ。
《今日も変な所だらけだけど》
うん。大丈夫よ!
《寝グセはね…》』と言った
あたしはボスが
この間の集会の時と同じように
鳥の羽が付いた赤いリボンを
身体にぐるぐる巻きにして
さらに
『今日はプレゼントも持ってきた』と
にゃんスティックPremiumを
どこに隠してたのか
自前の肉ポケットの中から
器用に出して見せたので
『えっ!どこから出したの?』
あたしは不思議でボスの身体をジロジロ見て
《もしかして、着ぐるみ?
蹴りぐるみをボスが着れるようにして
それを着てきたのかしら?
ミーコさんに会う為に
お洒落したつもりかしら?》
そんな事を考えていた
『じゃあ、ミーコさんを呼んでくるから
この木の所で待っててね』
あたしはそう言うと
ミーコさんの家に向かった
遠くから
『おぅ、頼んだぞ!』と
ボスの声が聞こえた
ミーコさんの家の窓から部屋の中を覗き
『ミーコさ〜ん(にゃ〜ん)』と
部屋に向って呼んだ
暫く待ってもう一度呼ぶと
桜おばあちゃんが
『あら、この間の黒猫ちゃん。
こんにちは。ミーコに会いに来てくれたの?
ごめんねぇ、さっき出かけて行ったみたいなのよ〜』と言われたので
あたしは『にゃん(ありがとう)』と言って
まだ近くに居るかもと思い
ミーコさんを探しに行った
《ミーコさん居ないなぁ》
あたしは辺りをキョロキョロと見渡しながら
ミーコの家周辺を探しまわった
そこにこの間の集会で見た
【モカ】がフラフラと歩いていた
《モカさん(ドキン)………
っっえっ?!なに?
この心臓がドキドキする感じ。
なんだかちょっと苦しく感じる…
それに【モカさん】の姿を見ると
お顔もあつく…》と
あたしが前脚を舐め
顔を洗ったり毛繕いして
気持ちを落ち着つかせようとしてると
『こんにちは。(にこっ)』と
モカがルナに挨拶をしてきた
『こ、こ、こ、こんにちにゃ』
(やだ、恥ずかしい。変なしゃべり方になっちゃった)
あたしはごまかそうと
何事も無かったように
『モカさん、ですよね?どうされたんですか?』
『あのね。なんだかこの辺りの匂い
嗅いだ事のある気がしてて…
それに見覚えもある感じがするんだ』と
【モカ】は鼻をヒクヒクした
『そうなんですね?』
あたしは思った。
《もしかしてこのこの辺りを
もっと歩きまわったら【モカさん】
何か思い出すかも…》
『モカさん、もし良けれあたしと
この辺りをお散歩しませんか?』
《えっ?ちょっと待って!
なんだかめちゃくちゃ恥ずかし事を
言ってる感じがするんだけど…》と
一匹で焦って思わず二本立ちになってると
『いいの?ありがとう。
じゃぁ、行こうか。え〜っと…』
モカはルナにお礼を言い
『あたしの名前はルナです。
よろしくお願いします。』と
軽く自己紹介をして2匹ならんで
歩いて行った。




