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にゃんこのお願い叶えます  作者: 巴菜
1月31日(あと22日)…
16/38

続き…

『ただいまぁ〜』


《ルナが楽しかった》っといわんばかりに

機嫌よく帰ってきた


『おかえり、ルナ』


私はまたルナから質問攻めにあわないよう

敢えて何も聞かなかった


するとルナが

『リナ聞いて。さっき帰ってくる途中に

茶々君に会ったんだけどね』


『茶々君て猫神社の社務所に居た

茶トラの茶々丸君の事?』


『そう、その茶々君がなんと

ミーコさんのお兄さんの友達なんだって!

ミーコさん、いつも自分の事は何も言わないから

知らなかったの。』


『へぇ~、そうなんだぁ~。

で、その茶々丸君がどうしたの?』


『うん、もしかしたらミーコさんの

元気がない理由を知ってるみたいなの。』


『ふ…ふ〜ん、そうなんだぁ。

でもね、ルナ…』


『まだ詳しくは聞いてないけど、

明日ゆっくりと問い詰め…じゃなくて

お話しして教えて頂く予定なのよ。にゃほほ』と


何か笑ってごまかした感じだけど

《茶々丸君、うちのルナが

ご迷惑をお掛けしてごめんね。

元に戻ったら猫の大好物〔にゃんスティック〕を

あげるから、許してね》と

私は心の中で茶々丸に謝った。


『ねぇ、お腹空いたから

そろそろご(カリカリ)ちょうだい』

ルナはお水を飲んだあと

いつもの定位置に行き

ちょこんと行儀よくおすわりして

私が用意するのを待っていた


『えっ?もうそんな時間?』


窓のほうを見ると

いつの間にか外は薄暗くなっていた…


『ちょっと待っててね。すぐ用意するから』

《はぁ~、今日も1日

何も無かったなぁ〜。あと22日しか無いのに…

まぁ、人でも猫でも困ってる事が無いのは

良い事なのかも知れないけど…》


そんな事を考えながら

ルナと自分のご飯の用意をした。


『ごちそうさま〜』

私とルナが夕飯を食べ終わると

ルナは毛繕いを

私は食器の後片付けをしていると


外から猫同士がケンカをしてる声が聞こえた


『えっ?なに?ケンカ?縄張り争いとか?

ルナ?見に言ったらダメよ!…

って、ルナ?!』


ルナはいつの間にかベランダの外に出ていて

『大丈夫、遠くから見てるだけだから〜』と

ケンカ中の猫達のほうへと行った…


確かに離れてはいるけど、近いよ、ルナ!


ルナはケンカ中の猫達が居る場所から

一番近い電信柱の後に隠れていた…


〔◯◯は見た!〕みたいなポーズで!

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