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第二話

 ある日、まおことななみのクラスで、体育がありました。

 生徒は、ほぼ全員、整列します。先生が、生徒がきちんと準備運動をしているか、見やすくするためです。

 生徒全員を見わたしながら、先生はびっくりしました。

 ななみが、いないのです。ななみさんは、今日の給食を見に、給食室へと行っていました。今は、四時間目だからです。

 それを知った先生は、ななみを連れてこいと、まおこに命令しました。まおこは、先生に、大人しく「はい」と言いました。

 まおこは、ななみが言うことを聞くように、爆弾を手に持っています。

 しかし、いざまおこが給食室に着くと、ななみは爆弾をとても喜びました。

 まだ大鍋に入っていたくずもちの蓋を飛ばすのに、使えると思ったのです。大鍋の蓋は、とても重く、大人じゃないと開けられません。それでもななみは、鍋の中に入っているくずもちを、取り出して食べたかったのです。

 ななみは、いきなりまおこから、爆弾をぶんどりました。

(本当なら、「ちょうだい」と言うべきですが、ななみは「ちょうだい」という言葉の存在を、知らなかったのです)。

 爆弾を取られて、まおこはいきりたちました。なぜなら、その爆弾は、一〇〇万円もしたからです。

 まおこは、ななみから爆弾を取り上げます。すると、また、まおこはななみから、爆弾をうばいます。しばらく、同じことが続きました。

 しかし、あまりにも長い間そうしていたので、爆弾が爆発しました。

 ななみとまおこは、今日からあげにされるはずだったにわとりに乗って、逃げます(二人の体重は、とんでもなく軽かったのです)。

 ななみは、にわとりの背中の上で、ぺちゃぺちゃと音をたてました。ななみは、爆発によって傷ついた鍋から、なんとかくずもちを取り出していたのです(この間〇・一秒)。

 こうして、二人は体育の授業に、無事戻りました。

 しかし、爆発を生まれてはじめて実際に見たななみは、「かっこいい」と思いました。

 そして、少しでも爆弾に近付こうと、体育に使うコーン達を、バキバキに破壊しましたとさ。

 めでたし、めでたし。


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