呂号七〇〇型潜水艦(潜航特化中型潜水艦、潜特中型)
現実世界にいた、どこぞの大型海底空母との関連性は一切ない。
初期建造型(一部推定含む)
全長:六〇.二米
全幅:六.三米
速力:水上九節
水中二〇節
魚雷:五三.三糎魚雷発射管一基(艦首)
呂号七〇〇型潜水艦(潜航特化中型潜水艦、潜特中型)は、基地防衛を主任務として計画・建造された。その為、航続距離は短く、初期建造型、中期建造型には、寝室、シュノーケルがない。しかし、艦内部は広く、中期建造型には主機としてのディーゼル機関が搭載されている。
潜特中型は、建造時期によって三つに分類できる。
①初期建造型:基地防衛を主任務とする。
モーター推進
②中期建造型:基地防衛を主任務とする。
ディーゼル推進
③後期建造型:艦隊に組み込まれ行動する。
モーター推進
初期建造型、中期建造型
通常、高速艦隊の支援用として使われる。特に、対潜戦闘においては、その有無が重要となってくる。対潜戦闘は、我らが誇る帝国海軍水雷戦隊をもってしても、少々荷が重いのである。しかし、潜特中型の水中での運動性をもってすれば、敵潜水艦など容易に狩れるのである。また、万が一にも敵主力部隊が来襲した際は、戦艦を始めとする大型艦を相手にすることになる。
これらの敵艦艇に対処できるように、高威力、高速力、長射程、そして視認性が悪い酸素魚雷を、たっぷりと詰め込んでいる。また、自動化により、装填速度も三十数秒となっている。
中型潜水艦である為、量産も比較的容易であり、数十隻を配備されている基地もある。多くの基地は十数隻程を配備している。
中期建造型は、主機をディーゼルとしているが、シュノーケルはない。艦内部は広く、乗組員は少なく、作戦時間は短い。内部の酸素のみで足りるのである。しかし、性能は初期建造型と大差無く、安全上の懸念も相まって、不人気である。
後期建造型
後期建造型は、初期建造型をベースに、シュノーケルの追加、バッテリーの容量増加等を行い、最低限の航続距離を与えたものである。しかし、それでも不足しており、頻繁に浮上し、何回かに一回は補給を受けねばならない。他の艦艇と比べて小さいこと、頻繁に浮上しては補給を受けることから、「子クジラ」という愛称がつけられている。
一般的に潜特中型は基地防衛型(初期建造型、中期建造型)を、子クジラは艦隊追従型(後期建造型)を指す。
潜水艦は国の技術力の結晶である。機密だらけだ。得られた情報は、極わずかな、よく知られたことばかりである。速力は推定、魚雷に関しても、威力、雷速等、詳しい情報は不明である。しかし、これ程機密だらけであるということは、現在においても、戦術的価値が高いとされているのだろう。これからも十分に期待できる潜水艦である。
砲弾「えいえい、怒った?」
呂号「怒ってないよ。」
魚雷「えいえい、怒った?」
呂号「怒ってないよ。」
爆雷「えいえい、怒った?」
呂号「怒ってないよ。」
対潜迫撃砲「えいえい、えいえい、えいえい…」
呂号「」
流行りに便乗