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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ちょっとこんなの聞いてない

作者: 林檎売り

拙い文章が目立つと思いますがご了承くださいませ( T∀T)( T∀T)

ちょいグロかもしれません。

胸糞なシーンが有るかもです( T∀T)

宜しくお願い致します(* ´ ▽ ` *)

私の名前は本城ユリ

訳あって異世界に突き落とされた人間である。この国の国籍はまだ無い。普通ならイケメン王子との美しい宮殿できゃっきゃっうふふなピンクワールドが展開されるはのが鉄則だと思うが残念ながらかなりのハードモード異世界がスタートした。まず着地場所が深い深い森であったのだ。しかも朝でも夜でも暗い森、右を見ても木、左を見ても木、少し離れた所に川しかない。いや、居た、異世界だと気付けた理由の根元の魔物たちが「ぐぎゃる」とか奇声を発して獲物を探している。もし人間が捕まれば彼等のランチになる。くわばらくわばら、最初の頃はラノベの読み過ぎで「もしかして白馬に乗った王子様が魔物から助けてくれるかも」と砂糖より甘甘な考えだったが、何度命の危険にさらされても王子様はおろか白馬のたてがみすら現れなかった。誰だ異世界ではヒロインのピンチには必ずイケメンが助けに来てくれるとか夢を見たのは!!....私だ。

そんなこんなで異世界ハードモードサバイバル生活がスタートした。手始めに木で武器を作り槍完成。お次は川でお洗濯や水風呂を済ませた。うん、サバイバルだわ、乙女じゃねえよ。ここの森は美味しそうで甘い匂いのする果物がぶら下がっていても手を出してはいけない。擬態や猛毒の実が殆どで、もぎ取ろうとすれば魔物の大きなお口でぱくりんちょされてしまう。実際それを食べようとした可愛らしい姿のバンビちゃんが美味しくぱくりんちょと頂かれていたのを目撃したからである。自然の摂理とはいえ、それは足がガクガクものだった。それなら何を食べようかとなると魔物の肉しかなかった。異世界生活一週間目の水しかとっていなかった腹ペコな私は「魔物の肉なんて火さえ通せば大丈夫!!」と開き直った。時に空腹は人を強くすると思う。



「ヴヴぉおおおおおおおおおおおぉ!!!」


今思えば少し女を捨てた行為だったかもしれない。猪みたいな魔物を叫びながら初めて仕留めなんとか捌き、手に豆ができる程、高速で木をこすり火をつけバーベキューをした。魔物の味だって?まず過ぎて吐き気を催したよ。まだギリギリ女の子だったから耐えたけど、そんなこんなで半年を過ぎる頃には森のボスになってた。いやおかしいよね?木の槍で食うか食われるかの戦いの中、いつの間にか私を捕食しようとする奴は居なくなって代わりに私が魔物に近づけば後ずさるスタイルに変化されていた。そこで私は「山から無傷で降りれる!町に行ける!」と考え身なりを整え鼻歌混じりに下山。そこで町を発見し中に入ろうとしたが、明るい茶色の髪をした男がひきつった顔で叫んだ




「おいっ!黒髪だ!!魔物が出たぞ!!!」



え?こんな町で魔物?黒髪?私以外誰も居ないよ?もしかして黒髪ダメなの?どこまでハードモードなの?いじめなの?町民からは石を投げられ何処かで「冒険者を呼べ!!」とか聞こえるし、しぶしぶ森へ帰宅。一応は言葉が解るようなので少し安心し、かつらを魔物の毛で作れないか真剣に考えたが孤独に心が折れ八つ当たりにどでかいドラゴンをぼこぼこにしてペットにした。それはもう完膚無きまでのフルボッコだどん!と思わず言いたくなる程打ちのめした。ドラゴンを飼っての利点は口から火を出せるから火をおこす苦労をせずに済む。夜寝る時には体温があるから寒くない。名前はフルと名ずけた。太鼓の○人のフルコンボだドン!から由来している。


それからまた時が過ぎたある日、焦げ臭い匂いに目が覚め異常を確認に木の槍を片手に赴いた。森の安全は俺が守る的な、ドラゴンのフルはお留守番を任せ、いざ出陣。おうおう何事だぁ!と切れ気味に出火元を辿るとなんと..なんと..白馬の白馬の..。





白馬に乗った騎士様が居たよ。





心の中では「王子様とチェンジしてくれチェンジチェンジ」と連呼。だってあの長い剣で私を狩りに来たんだよね?なんか軍も率いてらっしゃるし、もしかして町に降りた時の事で私狩られるのかしら?と絶望した。はっきり言って人間と戦うのに強い抵抗がある。魔物は食材と割りきれて戦ってたべるが、同じ言葉を話す人間となれば話が別だ。人を殺すことで私の人格が大きく崩壊する危険がある。なので逃げる事に致しまして、ねぐらの場所にダッシュした。フルと一緒に別の森で暮らそう。そうしよう逃げようと現実逃避。それと同時に降り注ぐ弓矢の雨、それをなんとかかわす私。ヤバいヤバい逃げなきゃと涙目になりながら、後ろを振り向くとあの白馬の騎士が弓を大きくゆっくり引くのが見えた。その時一瞬目が合った気がして、周りがスローモーションに見えた。....そして騎士が放った弓矢が私の足首辺りを見事に貫通した。


「ーーーぁあ!?!」


ドクドクと足から流れ出る血を呆然となりがら悲鳴を上げた。足に矢が生えているみたいに貫通していて痛くて半狂乱になっていた。「足が..足が..」としか言えなくなっていた。本当のヒロインなら可愛らしく叫ぶのかなとか訳解らない事を考えていると横に白馬から降りた騎士が私を冷たく見下ろしていた。底冷えする程美しいの美形でそれが逆に恐怖を煽った。

男の撫で回される視線に目をそらしながら足を抑え身体をガタガタ震わせた。悲しくも無いのに涙が勝手に落ちていく、頭よりも先に身体が悟ってしまったんだ。どう頑張ったってこの男に勝てない。殺される。


「....存外に黒髪は悪くないな」


美形は声までも美形なのか透き通る声でそう言葉を溢した。青い髪がかすかに漏れる太陽の光に反射してキラキラ輝いて見えて神々しかった。その間にも流れ続ける赤い血が私の正気を奪っていた。魔物の肉を食べるぞと同じ位とち狂った言葉を発した


「..何しやがる!!この青色頭糞野郎!!」


只今立派な死亡フラグタワーマンションを建設中。もしくはあの世行き特急に乗車中と言うのか。よくモブが言う言葉を吐き捨てると、その瞬間騎士は面食らった顔をした。何を動揺するんだか、だがしかし隙が生まれたタイミングを逃さずほふく前進で逃げようと這いつくばる。がすかさず無事な足を騎士の腰に有る鋭い刃が無慈悲にも貫いた。

「あああっ!!!」

私の甲高い悲鳴が森の中で木霊する。

「魔物でも言葉が喋れるんだな」

何事もないかのように男は背中に足を乗せて体重をかける。ギシギシと音が鳴りそうな肋骨が悲鳴をあげる。嗚呼もうダメ酸欠だ。ここで死ぬとか何で私な訳?頭に流れるのはこの世界に来る前と来た後の記憶だった。学校の登校中に飛ばされた私は絶望の中で必死にもがいた。それなのにこんな終わりかたなんて..嫌だ帰りたい家に家族に逢いたい。

「お母さん..お父さん..助けてぇ..」

異世界に来て初めて絞り出た弱音はか細いものだった。ふいに背中から重みが消えた。急に障害が無くなった肺は私を咳き込ませながら酸素を吸い込んだ。

「おい、魔物此方を向け」

魔物呼ばわりする男を見るため身体を捩った。もしかしたら助けてくれるかもとか生き汚い救いを求めて男を見上げた。

「グレイ助けてと言ってみろ」

「へ?」

突然の発言に頭が回らない、

この男なんていったんだ?

「言え」

グリグリと足に刺さる剣を動かしまた私の断末魔があがる。失神しそうな痛みに耐え男に向かって口を動かす

「..ぐ..ぐれい様..」

「グレイだ」

グリグリッ

「アァア!!嫌だ!痛い痛いっ!!!やめて!!」

「言え」

「ぐ...ぐ.ぐれい助け..て」

何がしたいんだこの男は助けてくれるんなら何でもいいけど、足に貫通していた2本の弓と剣が男によって引き抜かれる当たり前に刺された時と同じ程の痛みが走る。

「ぐれい痛い!ぐれい!ぐれい!!!」

もうグレイという言葉は魔法の呪文として乱用しまくりだった。助かるなら何でもするからと言い出しそうな勢いで男にすがり付く

「我慢しろ」

足首に急に痛みが消え暖かい感覚に陥った。驚き足を確認するとそこにあったはずの傷が無かったのだ。

「え?何....で?」

足がちゃんと動く、痛みも無い、そう確認すると突然虚脱感が身体中を蝕む、フルマラソンした後みたいな脱力感に身体を地面に預ける。

「今日からお前の名前はクロだ。」

男は私の顎を掴み目を合わせる。屈辱とかよりも名前のアンチョコさに呆れていた。(まさか髪が黒だからクロじゃないよね..。)だけど今の私の命を握ってるのは紛れもなくこの男だと理解した身体は素早く頭を上下に動かした。

「飼ってやるから言うことを聞け解ったか?」

またもや高速頷きをする。ここで機嫌を損ねてもらったら明日の朝日が拝めないかもしれない

「ぐれい..助けて..ぐれい.ぐれい.」

ヒクヒクとしゃっくりが出そうなのも抑えて哀願、それを見て男は今まで崩さなかったポーカーフェイスが歪んで何時も戦ってる魔物の顔のような表情になった。飢えた獣が獲物を見つけた時の表情だと理解した私はガクガクと身体を震わせる。

「口を開けろ」

短い命令は私を従順にさせた。この男の気まぐれに行かされているんだという事実は死への恐怖と共に機嫌をとれれば命は守られると脅されたも一緒であった。

「....はぃ。」

おずおずと口を開けると美形の顔面が急接近した。え、待ってナニコレ?どうゆうこと?は??

パニックな私を他所に後頭部を男の手が抑え私の口と男の口が引っ付いていた。なんというミラクルなのか..

チュッチュッと唇が離れては引っ付いていく度音が漏れる

「舌を出せ」

促すよう唇から舌先をつつかれ、ゆるゆると舌を出すが同時に男の舌先にからめとられる。気持ちいいと思うと共にどんどん力が抜けていく、チュッチュッという音からクチュクチュと音が次第に変わる。すがり付こうと男の腕を掴もうとするがそれすら叶わず腕を軽く引っ掻くだけで体制がくずれる、それを男は抱き締める形でユリの身体を支える。

「ぁ..んぅ..。」

あられもない自身の声にまたもやパニック中。唇を柔く噛みながら男の頭がゆっくりと離れた。

「お前の中のマナを殆ど吸いとった、一人では立てないだろう」

ぼんやりと熱に浮かされた頭でははてなマークだらけであった。マナ?なにそれ?

「....ま....な?」

半開きの口で疑問を問い掛けるが男は答える素振りを見せずごそごそと馬にのせた荷物らしきものから何かを探していた。

その大きな隙に逃亡する元気が無かった。先程与えられた舌先の快楽と倦怠感が危険察知の逃亡ルートを停止させる。別に殺されないならいっかーとかなげやりな思考回路が作成。男は目当ての物を見つけたのか此方に近づき腰を抜かして座り込んだユリに目線を合わせるようしゃがんで持ってきた物をユリの首に着けた。

それは隷属の首輪という奴隷などにつけられるものだとユリは知らない。男の黄金に輝く瞳に見とれて何も考えられなくなっていた

「俺だけの魔物として飼ってやる」




私を魔物呼ばわりするその男は魔物のような笑みを浮かべて私に囁いた



話の迷走防止で続きは考えておりません( T∀T)

できれば小説を書くアドバイスなどございましたら是非ともお願い致します( T∀T)

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― 新着の感想 ―
[一言] 独特・・・(´・ω・`) 好きです、この展開。 ついでにその先の日常も読みたかったなぁ~。
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