サイドストーリー1 わたしはセレーナ
アクセス、ブックマークして頂きありがとうございます!!
今回はセレーナちゃん視点で書きました。物語としては読まなくても支障はないのですが、ぜひ読んで頂けると嬉しいです!!
わたしはセレーナ。りゅうじんのこどもで、5さいなんだー。
すきなたべものはね、チイゴのみ! とってもあまくてね、おいしいのー。あ、でもね、たまにすっぱいのもあるからね、それはいやなの。
あとね、からいのもいやだなぁ……まえにね、チイゴのみとまちがえてロハバネのみをたべちゃったの。すっごく、すっごくからくてびっくりしちゃった。あかいいろだから、まちがえちゃった。
ママにも、きをつけなさいっていつもいわれちゃうのー。
それとねー、かくれんぼをするのがすきなの。みつからないように、しずかぁーにかくれなきゃだめなんだよ! でもねでもね、じょうずにかくれたらほめてくれるからね、わたしがんばるの! ふふふ。
あとねあとね、ママはね、とーってもやさしいのー。あ、でもね、おこってるママはこわいなー。ニコニコしてるのにね、こわいの。でも、やっぱりすき! わたしはママがだーいすき!
それとーアーテルさんもすきだよ。アーテルさんのおりょうり、すっごーくおいしいよ。あーまた、たべたいなぁー。
あ、そうだ! きょうはおやくそくがあるんだった! いそがなくちゃ。
***
「キューウ」 (おまたせー)
よかったー、まにあったよー。いそいでとんだから、ちょっとつかれちゃった。ふふふ。
「あ、セレーナちゃん!」
「キュウキュウ?」 (きょうはなにしてあそぶのー?)
「んー、きのうはおにごっこしたから、セレーナちゃんがすきなかくれんぼにする?」
「キュウ!」 (うん!)
「じゃあ、おれがおにをするから、セレーナちゃんはかくれてね!」
「キュウ―」 (わかったー)
よーし、がんばってかくれるぞー! じょうずにかくれたら、あたまナデナデしてもらうんだぁー。うふふ。
「はじめるよー」
「キュウ!」 (うん!)
***
かくれてるときってドキドキする。でもね、もっとドキドキするときがあるんだ。それはね……
「やっとみつけた! セレーナちゃん、みーつけた!」
「キュウー」 (みつかっちゃったー)
「セレーナちゃんはほんとうにかくれるのがじょうずだね」
「キュウ? キューウキュウ?」 (ほんとう? ナデナデしてくれる?)
「しょうがないなぁー」
あ、ナデナデだぁー。うふふふ。
それはね――だいだいだいすきなユーリくんがあたまをナデナデしてくれるとき!
「キューウ!」 (ユーリくん!)
「どうしたの?」
「キュウキュー!」 (だぁーいすき!)
ユーリくんはわたしのおうじさまなの!
次の更新は11月4日(金)予定です。