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 【春陽】


遠征で海外のホテルに泊まった時。

何気なくつけたテレビにキラが映っていた。

司会者が


「今幸せですか?」


と聞いた。

キラは迷わず


「幸せです」


と答えた。

その瞬間テレビを消した、キラが幸せなことを俺も望んでいることのはずなのにキラを幸せにしていないのが自分ではないことにガッカリした。

チームメイトの言葉を思い出した。


「俺ならどっちも選ぶね」


その言葉がずっと頭から離れなかった。

俺もどちらも選んで良いのなら

スマホに手を伸ばす消せていないキラの連絡先を押す


『元気か?』を打つ。


それを送信できる資格は俺にはないと思い出して消した。


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