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軍主主義の独裁者  作者: イチゴボール
6/7

人質

「よし、そろそろだな。」

俺は部下を引き連れ正門から堂々と入った。勿論門番はいたが、反逆者が堂々と入ってくるとは思わないため、訪問者と勘違いしたのか普通に入れてくれた。その後も何事もなく道を堂々と歩く。部活9人をつれ堂々と歩く。まるでパレードの様だった。


「おい、止まれ。」

流石に王城では門番に止められた。

「緊急で国王に面会がある。通してくれ。」

「分かった。だが、行っていいのはお前だけだ。他は外で待機していろ。それでいいな。」

「ああ。分かった。」

ここまで来れたらこちらのものだ。国取りとはこうも簡単なものなのだろうか。




「国王様。アスラータどのが参られました。通しますか?」

「ああ。通してくれ。」

「承知しました。」

国王は王座に座り、部下は外の来訪者を呼びに行った。



「さてと。作戦を始めますか。」

この作戦で大切にしてきたことはただ一つ。「堂々と」だ。人は何か大きなことをしようとする時、大体緊張する。だから逆に堂々とすることで相手の上をいく。

「そろそろだな。頼んだぞ。副隊長。」

アスラータが国王に呼ばれる直前、副隊長は作戦を開始した。



「お初にお目にかかります。アスラータと申すものです。」

「ああ。よくきてくれた。で、早速だか、要件はなんだ?」

国王の威厳のある声。側近は二人。左右に鎧を着た兵士がいる。

「ええ。話が早くて助かります。」

「…」

さすがは国王。座っているだけで迫力がある。

「では早速。今、この時より、イルア国はガロ帝国に対し、宣戦布告を行う。」

次回「領地拡大」

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