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現代ダンジョン冒険譚  作者: 冬空
パーティー編*名前変わるかも?
31/31

ボス部屋前

完全にやる気0です、はい。

無理やり抽出して書きました。

「っと、着いた」


下層へとくだり、いくつもの角を曲がった果てにたどり着いたその場所は階段だった。

ぽっかりと、四角形に広がった先は暗く、手前の段差しか見えない。


――この先がボス部屋か。


緊張を解そうと、ふぅと息を吐く俺の肩を、ひさしが軽く叩く。


「1人じゃないんで安心してください。これでも一応、俺たち討伐経験者なんで。な?」

「まぁそうね。ひさしの不運“さえ”なければ大丈夫だと思うから」

「それがあった時が困るんだけどね」


そう言ってゆうじは肩を竦めた。

ひさしは心外だとばかりに怒りを露にして、「ちゃんと祈ったから!」と意味不明なことを口にする。

その様子を見ていると緊張しているのがバカらしくなり、声をあげて笑ってしまう。


「足手まといかもしれないけど、よろしく頼む」


俺は3人に向けて頭をさげた。

迷惑をかけるのは百も承知。だからこそ謝意ではなく、誠意を。

そんな意気込みで下げた頭は、ひさしの言葉で上がる。


「頭を下げるのはこっちの方ですよ。もうしばらく鍛えてから挑む予定を前倒しにしちゃったんで」

「そう言ってもらえると助かる」


俺は苦笑した。その気遣いがありがたくも、年上として情けなくて。

ひさしはパンパンと手を叩く。


「てなわけだから、準備は―――て、大丈夫そうか。じゃ、ボス部屋に向けてレッツゴー!」


合図とともに再出発した俺たちは、階段を下ろうとして――


「待って。なに当たり前のように先頭行こうとしてるの?」


――ゆうの一言によって出鼻を挫かれた。


意気揚々といっただけに、気まずさから微妙な表情を浮かべるひさしは、頬をポリポリと掻きながら謝る。


「……悪い悪い。うっかりしてた」

「はあ。まったく、これだから油断も隙もない」


ゆうはぶつくさと文句を垂れつつも、ひさしの手をガッシリと掴んで歩きだす。

同じ轍は踏まないといった雰囲気だが、アレは……。

俺の見間違いじゃなければ、アレ、恋人繋ぎだよな?

本人たちに自覚があるかはわからないけど、間違いなくアレは恋人繋ぎだ。

俺はとっさにゆうじに顔をむければ、無言の頷きが返えされる。


“言わなくともわかる”


まさしくその言葉通りの以心伝心に、俺はなんとも言えない気持ちを抱く。


――今じゃないだろ。


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