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現代ダンジョン冒険譚  作者: 冬空
ソロ編
1/22

始まり

2XXX年1月。

俺、紳二郎(しんじろう) 獺松(うそまつ)は今日この日冒険者に成る。

世はダンジョン時代と言っても過言ではなく。

近年発生したダンジョンに何処もかしこも注目している。

俺は元々会社に勤めていたが、冒険者に憧れ会社を退職した。

その後は冒険者ライセンスの申請や講座に参加。

中には実戦訓練もあり、モンスターを倒せるかどうかの確認や不測の事態への対応等々、多岐に渡る。

特に辛かったのが死亡例を見せられた事だ。

ダンジョンではあらゆる事が起きる。

イレギュラーモンスターに襲われたり、人斬りに遭遇したりと色々とある訳だ。

特に犯罪に関しては国全体で何とかしようと考えているらしく、危険人物にはライセンスを与えないようにしているそうだ。

ただ、それでも完全には防げないため頭を抱えているらしいが……。

ともかく、危険に満ちたダンジョンに潜る上で危機感を抱かせようとこのようなプログラムを組んでいるらしい。

実際、この映像を見て現実を知った何人もの受講生はそれ以降見掛ける事が無くなった。

その危機を承知の上で受講を終えた者のみにライセンスが配られる。

ライセンスは車の免許証の亜種で青のプレートに白や黄色を用いて番号や住所、名前が刻まれ、顔写真は作成時に撮った者が使用されている。

初めて受け取った時はとても興奮した。

これで俺も冒険者に、憧れに近づけたんだって。

ライセンスを得たからといってすぐに潜れる訳じゃない。

3日の期間を得てやっと潜れるようになる。

この仕様は取得後、興奮冷めやらぬ内にダンジョンへ突撃。

実力を見誤った者達が亡くなる事案が多発した事により作られた物だ。

教官はその間に行く準備を整えろと、口酸っぱく語っていた。


「初動が今後を決める。備えは幾つ合っても困らない、か」


早くも懐かしさを感じる教官の忠告。

この言葉を胸に抱いて俺は冒険者として生きて行く。

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