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 彼は家に帰った。目的の茶碗を忘れ足早に築40年のワンDKでカビ臭い狭苦しいアパートに帰った。

 ガチャ

 彼は自分の部屋の扉を雑に開け、鍵をしめていないことにも気づかず新しいおもちゃを買った子供のように部屋に入った。

 彼が部屋に入るとすぐさま本を開いた。見た目に反して中身の方は新品のように綺麗だった。

 日本語がびっしりと書いている。

 しかし、中の文字が達筆すぎて日本語としか分からずなんとも言えぬ気持ちになったが明日は仕事は休みということを思い出し、今日と明日でゆっくりと解読しようと自分を落ち着かせ、解読する準備を始めた。まず、かび臭い部屋の掃除を始め、放置していた食器を洗い、洗濯をした。次に、冷房のスイッチを入れ、冷えた水をコップに淹れた。

 なぜ彼がこんなことを始めたのかというとなににも解読する間、気にしないようにしたかったのだ。

 ついに彼は一時間ちょっとの準備を終え、文字の解読を始めた。

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