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テスト初日って緊張するよね

テスト初日って緊張するよね(by長男)


 とりあえず、先生には敵うわけがない(この先生は特に)ので、皆渋々移動をした。

体育館に全員が揃ったとほぼ同時に、バァン!! と大きな音をたてて、反対側に位置する扉が開いた。


「皆来たね〜?! 説明始めるね〜!! 来てなくても始めるからね〜!!

 あー、てか大声だすの面倒だから皆コッチ来い!!」


 だったらなんでそっちにいるの、なんて、皆思ったが顔には出さない。

どうなるかわかっているから。

 渋々また移動するクラスメイトに、三つ子も後れを取らない程度に移動する。

そのとき、不吉な単語が耳に入ってきた。

それは、三つ子以外にも聞こえたらしく、周りの人間反応した。


「なぁ……もしかして今回のテストって……」

「光。まだわかってもないのに、無闇に言うもんじゃないよっ」


 否定する真白の声は、願望にも聞こえた。

 全員がある程度固まったのを見ると、先生は満足げに頷いて、頷いて、頷いて、頷いて、頷いて、頷いて―――――

そして、

動きを止めると同時に、にたり、と不気味な笑顔を作った。


「今回のテスト――――、さっき勘付いた人がいるっぽいけど、発表しまーす」


 落ち着いて言う声には、『しまーす』、なんてのばしているが、そんな暢気さは、どこにも見られない。

そして、『勘付いた人』と、その人の呟きを聞いてしまった人は、途端に顔が青ざめた。

三つ子も例外ではない。


「今回のテストは、『鬼ごっこ』です!!」


 全員の顔が恐怖にゆがんだのは、言うまでもなかった。

テスト初日ってなんか緊張しませんか?

ついでに私は緊張しすぎて、勉強が無意味なる種の人間です。

あ〜、結果、帰ってこないでぇ〜(泣

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