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さよならのIKKO
あれから一ヶ月過ぎた。
IKKOさんがうちに来てからというもの、僕の生活は一変。
朝は背負い投げで起こしてくれるから目覚ましもいらない。なんと素晴らしい目覚めだ…。
しかし、IKKOさんとの別れは突然やってきた。
「IKKOさん、明日の朝はパン食で頼むね」
「…」
あれ、返事がない
「IKKOさん、聞いてる?どうしたの?」
「…。だ…け…」
「えっ?」
「どんだ…せおい…なげ…」
様子が変だ!顔色も悪いし人差し指のフリフリも勢いがない!
「IKKOさん!!?IKKOさん!
しっかりして!」
だめだ目が閉じていく!
「IKKOさん!こんな…こんな最期僕いやだよ!
起きて、ねぇ-------------------」
…次回、IKKO死す。